【弥生賞】主戦・嘉藤 コメートは「素直でコントロールがきく馬」

4日、日曜中山11レース・弥生賞(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ホープフルS2着のコメート(牡3、美浦・土田厩舎)は、嘉藤貴行騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.6-40.6-27.0-13.5秒をマークした。

【嘉藤貴行騎手のコメント】
「競馬が上手な馬ですし、前走も思惑通りの競馬が出来ました。3着馬とはハナ差でしたが、2着で賞金加算が出来たので大きな差だったと思います。先週の1週前追い切りをビシッとやって良い時計を出しましたし、動きも良かったです。今週は調整程度でしたが、時計もまずまず出ましたし、折り合いもついて良い内容でした。

もともと競馬が上手な馬ですし、力を付けてきています。折り合いがつくので距離が延びても安心して乗れます。後ろから行っても脚を使えそうですが、スタートも上手ですし、先行して結果を出してきているので、今回もこれまでと同じような競馬をしようと思っています。
素直でコントロールがきくところが、この馬の最大のセールスポイントだと思いますし、良いレースが出来るように頑張ります」

コメート


前走、あすなろ賞3着のジャストフォーユー(牡3、美浦・栗田徹厩舎)は、戸崎圭太騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.7-53.2-39.0-13.0秒をマークした。

【栗田徹調教師のコメント】
「前走後も順調にきています。今日の追い切りは馬任せの感じでやりましたが、良い動きだったと思います。馬体重は470キロ台で出られると思います。

スピードとスタミナがある馬ですし、ジョッキーとケンカするよりもスムーズに先行させた方が力を発揮できると思います。トビがキレイな馬なので道悪はどうか、という感じですね。強い相手が揃っていると思いますが、ここでもという気持ちはあります」

ジャストフォーユー


前走、京成杯9着のタケルラムセス(牡3、美浦・田村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.4-51.4-37.5-13.0秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「ここまで予定通りにきています。先週はジョッキーに乗ってもらいましたが、直線でも良い反応を見せてくれました。これまでテンはゆっくり運んで終いにしっかり追い切ることを心掛けてきましたが、それが身に付いてきたかと思います。落ち着きがありますし、馬もしっかりしてきています。

この馬は道悪もこなせますし、他馬が気にするようならプラスになると思います。重賞で更にカベも厚くなりますが、このメンバー相手でも良いところを見せてもらいたいですね」

タケルラムセス