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12/5(土)の中山競馬場
2009/12/5(土)

騎乗した的場騎手は「レース前は入れ込んでいましたけど、レースでは大丈夫でした。手応え良く直線に向けましたし、しっかり伸びてくれましたよ。これでマイルもこなしてくれたし、レース前に落ち着きが出れば、幅が出ますね」とコメント。
この勝利で自身の通算勝利を99とし、100勝にリーチがかかったが、続く第4レースの2歳新馬戦をユドロで制し、連勝で一気に記録を達成した。
G1エリザベス女王杯を含み、今年重賞2勝をあげている同期の田中博康騎手が記念のプラカードを持つ隣で「北村(友一騎手)や田中に負けないように頑張りたい」と力強く決意を語った的場勇人騎手。
今後の活躍に期待したい。
●第5レースの新馬戦では、北村宏司騎手騎乗のセラフィーヌが直線鋭く伸びてデビュー勝ちをおさめた。勝ちタイムは1.49.0(芝1800m)。
レース後、北村騎手は「返し馬では物見をしたりするところがありましたけど、レースは上手に落ち着いて走ってくれました。ハンドルが良いというか、素直でレースがしやすい馬です。追ってからも素直に反応しましたし、センスの良さを感じますね。距離は延びても対応出来ると思います」とコメント。
08年セントライト記念勝ちのダイワワイルドボアを兄に持つセラフィーヌ。レースセンスの良さを生かして、兄を超える実績を残す事が出来るか注目だ。
●第8レースの障害オープン・イルミネーションジャンプステークスは、3番人気のムーンレスナイトが自然な形でハナに立ち、そのまま最後まで押し切って3.59.6のレコードタイムで優勝した。
鞍上の五十嵐雄祐騎手は「中山の方が乗りやすいし、安定味がありますね。良い感じで行けたので、最後まで頑張れると思いました。後ろの方ではカラ馬の影響があったみたいで、そういう点で恵まれた面もあったかもしれませんが、この馬自体、力を付けています。思い切りの良い跳びをしますし、強い馬です」とパートナーを称えた。
レース数をこなしているため、ここを使ったら年内は休養という話もあった同馬だが、これだけの内容を見せられると暮れの大一番、中山大障害への出走も期待してしまう。陣営の結論が待たれる。
一方、メインレースのステイヤーズステークスを勝ったフォゲッタブル陣営は、池江泰郎調教師が「チャンスがあるなら行きたい」と語るように、グランプリ・有馬記念出走に意欲を見せた。
夏の上がり馬ならぬ、冬の上がり馬が頂点を極める結末が訪れるか。
3週間後の有馬記念ウィークが楽しみだ。

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