ひと絞りされたサカジロロイヤルが押し切り勝ち…春雷S

4月12日(日)、3回中山6日目11Rで春雷S(芝1200m)が行なわれ、国分優作騎手騎乗の5番人気・サカジロロイヤル(牡7、栗東・湯窪厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.3(良)。

2着には1馬身半差で1番人気・スマートオリオン(牡5、美浦・鹿戸雄厩舎)、3着にはハナ差で8番人気・ニンジャ(牡6、栗東・宮厩舎)が続いて入線した。

好スタートを決めたのはサカジロロイヤルだったが、内からカハラビスティーがハナを主張。先手争いはスムーズに折り合って、ルチャドルアスール、スマートオリオン、メイショウツガル、ミヤジエムジェイが続く。エールブリーズは後方から前を見る形でレースが進む。
前の2頭が譲らず直線に入り、サカジロロイヤルが直線半ばでカハラビスティーをねじ伏せる。このコースで重賞を勝っているスマートオリオンが詰め寄ってくるが、サカジロロイヤルの脚も衰えずにそのまま先着を果たした。

勝ったサカジロロイヤルは昨秋オープン入りを果たすと京洛S、重賞の京阪杯と2戦連続3着。前走は14着と崩れたが、ここは馬体をひと絞りして番手追走からの見事な押し切り勝ち。40戦目にして初めてオープンで勝利を飾った。
馬主はロイヤルパーク、生産者は浦河町の中島牧場。馬名の意味由来は「家族名より+馬主名より」。

1着 サカジロロイヤル(国分優騎手)
「スタートが決まりましたし、行きたい馬を行かせ、うまく流れに乗れました。理想の展開となりましたね。最後までしっかり伸び、強い内容でした。オープンでも十分やれる力がありますし、ここで賞金を加算できて良かったです。これでコンビを組んで6勝目。長く乗せてもらっているおかげですね。これからも大事にしたい馬です」

2着 スマートオリオン(蛯名騎手)
「スムーズだったし、この馬の競馬はできている。まだ本来の状態にないんだろうね。ぐっとギアチェンジできるはずなのに。いい方向には向かっているし、もう少し調子が上がってくれば」

3着 ニンジャ(柴山騎手)
「久々に乗りましたが、精神的に落ち着き、折り合えるようになりましたね。終いはいい脚を使っています。もう少し流れてくれれば」

4着 メイショウツガル(秋山騎手)
「内枠が好走パターンなんです。オープンでも好内容。うまく脚をためられれば、チャンスがありますよ」

5着 カハラビスティー(石川騎手)
「よく踏み止まっています。オープンでもやれますね。重心が低いのですが、器用に脚先を使えますよ」

6着 エールブリーズ(三浦騎手)
「内容的にはしっかり走っている。この条件でもリズム良く運べたし、直線はいい脚を使っている。ただ、ペースが向かなかったね」

7着 ルチャドルアスール(平野騎手)
「出負けしたので、番手に控えました。レースに幅が出たのは収穫です。坂が堪え、もうひと伸びできませんでしたので、平坦コースならばもう少しやれてもと思います。」

8着 アフォード(田中勝騎手)
「展開が向かなかったよ。このペースでは詰め切れないですね。58キロを背負っていたのもしんどかった」

11着 キングオブロー(勝浦騎手)
「まさかの展開でした。この流れでは伸び切れないですね」

春雷Sの結果・払戻金はコチラ⇒

サカジロロイヤル
(牡7、栗東・湯窪厩舎)
父:バゴ
母:ジャミーラ
母父:ブライアンズタイム
通算成績:40戦6勝

サカジロロイヤル

サカジロロイヤル

サカジロロイヤル

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。