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【中山GJ】林&アップトゥデイトがレコードV!レッドは7着止まり
2015/4/18(土)
4月18日(土)、3回中山7日目11Rで第17回中山グランドJ(J・GⅠ)(障4250m)が行なわれ、林満明騎手騎乗の4番人気・アップトゥデイト(牡5、栗東・佐々晶厩舎)が優勝。勝ちタイムは4:46.6(良)。2着には大差で5番人気・ソンブレロ(牡5、栗東・松田国厩舎)、3着には2馬身半差で3番人気・サンレイデューク(牡7、栗東・高橋忠厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたレッドキングダム(牡6、栗東・松永幹厩舎)は7着に敗れた。
先手をとったのはアポロマーベリック、それに競りかけてきたショウナンカミングとともに序盤レースを引っ張っていく。2周目に入り、アップトゥデイトが2番手につけると隊列は縦長のまま一旦落ち着く。人気のレッドキングダムは離れた4、5番手集団からの競馬。
大きくレースが動いたのは3周目の向こう正面。ハナに立っていたアポロマーベリックに替わりアップトゥデイトが先頭に立つ。ラスト周回に入ってもアップトゥデイトの脚色は全く衰えない。最後の飛越もらくらくと飛び越えると最後は一人旅。後続に大差をつける圧勝劇はレコード勝ちのおまけ付きとなった。断然人気のレッドキングダムはスタミナが切れたか、最終コーナー手前から失速し7着に終わっている。
勝ったアップトゥデイトは全日本2歳優駿で3着に入るなどダート馬としての活躍を期待されていたが、それ以降は目立った活躍ができずに昨秋、障害へと転向。障害初戦で2着入線と適性を見せ、続く未勝利、オープンと連勝。前走の阪神スプリングJでは重賞初挑戦ながらも1番人気の支持を受けていたが、結果は4着。巻き返しを期す一戦となった今回は、他馬を寄せ付けない強さを見せてのJ・G1初制覇となった。また、鞍上の林騎手は今年の初勝利を自身初のJ・G1制覇で飾った。
馬主は今西和雄氏、生産者は新冠町の株式会社ノースヒルズ。馬名の意味由来は「最新の、現代的な」。
1着 アップトゥデイト(林騎手)
「アポロマーベリックの後ろにつければ安心だと思って、あの馬を見ながら運びました。勝負どころでの反応が良くないところがあるので、4コーナーをゴール板だと思って、早目早目に動いていきました。1頭になるとフワッとするところがあるので、直線では頑張れ頑張れと馬を応援しながら追いました。
必死だったので、後ろが離れていたことに気付きませんでした。G1を勝つまで30年かかりました。惜しいレースが続いていましたし、引退する前に勝ちたいと思っていたので、大変嬉しいです。自分は一番遅咲きのジョッキーだと思いますし、まだまだ頑張れると思います。これからも応援よろしくお願いします」
2着 ソンブレロ(高田騎手)
「厩舎スタッフが一生懸命仕上げくれたおかげで、これ以上ないというくらい凄く良いデキでした。中山障害コースが初めてで未知の部分もありましたが、この馬の力は自分がよく知っていますし、期待と自信を持って乗りました。
道中はマイペースで運んで、障害も伸び伸びと飛んでいました。前が飛ばしていたので止まると思っていたのですが……。勝ち馬は強かったですね。この馬も従順で乗りやすく障害センスがあるので、これからがとても楽しみです」
3着 サンレイデューク(難波騎手)
「自分が思っていたより、良い位置で競馬が出来ました。去年は外回りに入ってからスムーズさを欠くところがありましたが、今年は上手く運べました。最後はジリジリになってしまいましたね。2、3着の差は、先に動いて捕まえにいった分だと思います。雨が降って上がりがかかる馬場なら、また違ったと思います」
4着 シャイニーブラック(浜野谷騎手)
「今日は枠が良かったですし、この前出していったこともあって、絶好の位置を取れました。外回りに入ってからも3番手でしたし、追ってからも脚を使ってくれましたが、この馬には時計が速かったですね。雨が降って、もっと時計のかかる馬場になってくれれば良かったんですけどね」
5着 アポロマーベリック(五十嵐騎手)
「前走は休み明けで仕上がり途上という感じでしたが、今日も道中に肩ステッキを入れながら進んでいました。本来の行きっぷりではなかったですね。
勝ち馬に並ばれたときは、正直どれだけなだれ込めるかという手応えでした。今日は時計が速いこともありましたが、もっと良いパフォーマンスが出来る馬ですし、復活してほしいです」
6着 ティリアンパープル(山本騎手)
「連闘でしたが、中間の感じが良かったので出走を決めました。競馬で乗せてもらうのは初めてでしたが、良いものを持っていると感じました。欲を言えば掲示板が欲しかったですけど、牝馬で連闘、G1という厳しい条件のなか、よく頑張ってくれました」
7着 レッドキングダム(西谷騎手)
「道中は完璧に近い形で運べましたし、勝ち馬が早目に動いていったのでこれならと思っていましたが、外回りに出た辺りで左前を故障してしまったようです。それでも最後の障害を転ばずに飛んでくれて、僕をかばってくれました。ケガが大したことがなければ良いですが……」
中山グランドJの結果・払戻金はコチラ⇒
アップトゥデイト
(牡5、栗東・佐々晶厩舎)
父:クロフネ
母:リニアミューズ
母父:トニービン
通算成績:21戦5勝
重賞勝利:
中山グランドJ(J・G1)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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