ウインバリアシオンは左前脚の浅屈腱不全断裂で競走能力喪失

天皇賞(春)で12着に終わり、入線後、ジョッキーが下馬していたウインバリアシオン(牡7、栗東・松永昌厩舎)は、検査の結果、左前脚の浅屈腱不全断裂で競走能力喪失と診断された。

ウインバリアシオンは2010年の夏の小倉でデビュー。3歳時には安藤勝己騎手とのコンビで青葉賞を制すと、日本ダービー、菊花賞でも3冠馬オルフェーヴルの2着に奮闘。
古馬になってからも、中長距離戦線のトップホースとして活躍。これまでに重賞は2勝、G1での4度の2着、3着1回と高いパフォーマンスを続けたが、悲願のG1制覇はならなかった。また、2度の屈腱炎を患うも、見事な復活をみせ、7歳まで不屈の走りをみせてきた。

ウインバリアシオン
(牡7、栗東・松永博厩舎)
父:ハーツクライ
母:スーパーバレリーナ
母父:Storm Bird
通算成績:23戦4勝
重賞勝利:
14年日経賞(G2)
11年青葉賞(G2)

ウインバリアシオン

悲願のタイトルこそならなかったが、G1馬にヒケをとらない競走馬生活をおくったウインバリアシオン