【オークス】連勝中シングウィズジョイ友道師「脚質的に有利」

20日、オークス(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。トライアルのフローラSを勝ったシングウィズジョイ(牝3、栗東・友道厩舎)は、助手を背に単走追い。4F54.3-39.5-26.0-12.9秒をマーク。雨で重くなった馬場、東京への輸送を控え、上がり重点の調整ということを考えれば上々のタイムと動きを披露した。

友道康夫調教師も「上がり重点でやったし、調教時計は目立たないけど、いい動きをしていましたよ。前走の疲れも残っていないし、いい状態を保っている感じです」とデキには何ら不安はない。

500万特別の君子蘭賞、そしてフローラSと目下2連勝中。もともと未勝利を勝って次走のオープン特別(野路菊S)で2着。重賞のアルテミスSでも3番人気(6着)に支持されたほどの素質馬。曾祖母フリートークは重賞2勝で桜花賞3着。その血を受け継ぐ母、祖母ともにオープンまで出世した良血がいよいよ開花してきた。「ここ2戦はうまく自分の競馬ができている。今の東京は先行馬が有利。桜花賞組と比べても脚質的に有利じゃないかな」と師も連勝の内容を高く評価。日増しに期待の度が高まっている。

オークスで友道厩舎&内田博幸騎手といえば、2012年にヴィルシーナで2着。勝ったジェンティルドンナに5馬身差をつけられた非常に悔しいレースでもある。連勝で軌道に乗った良血が桜花賞組に対してどう戦うか。その自在性が強力な武器となるのは間違いない。