トピックスTopics
天皇賞(春)2連覇のフェノーメノが引退 種牡馬に
2015/5/23(土)
昨年、一昨年の天皇賞(春)を連覇したフェノーメノ(牡6、美浦・戸田厩舎)が左前脚の屈腱炎、右前脚の繋靭帯炎を発症し、引退、種牡馬入りすることがサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。フェノーメノは2011年10月にデビューして初勝利。5戦目の青葉賞で重賞初勝利を挙げると、ダービーではディープブリランテにハナ差の2着。秋初戦のセントライト記念を勝ったあとは菊花賞に向かわず、古馬相手の天皇賞(秋)に挑戦。エイシンフラッシュの強襲に半馬身差敗れたが、1番人気の支持を受け、正攻法での2着は負けて強しの内容で、ダービー2着の底力を改めて証明する格好となった。
古馬になって初戦の日経賞を快勝。勢いを持って臨んだ天皇賞で早めのスパートから後続を追い上げを封じて待望のG1タイトルを獲得した。その後、脚部不安による休養を余儀なくされるも、翌春の天皇賞で復活V。しかし、再び休養に入り、秋の天皇賞から戦列に戻ったがレースぶりに精彩を欠き、有馬記念以来となった今年の日経賞では8着と完敗。天皇賞3連覇を目指して懸命な調整が続いたが、追い切り後に脚部不安が再発して出走を断念していた。
23日に改めて検査を行ったところ、左前脚の屈腱炎が重度まで進行していることに加えて、天皇賞回避の引き金ともなった右前脚の繋靭帯炎の状態も思わしくなく、関係者が協議した結果、引退、種牡馬入りする運びとなった。今後は種牡馬となるが、繋養先等は未定。
馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は平取の追分ファーム。馬名の意味由来は「超常現象、怪物(ポルトガル語)」。
フェノーメノ
(牡6、美浦・戸田厩舎)
父:ステイゴールド
母:ディラローシェ
母父:Danehill
通算成績:18戦7勝
重賞勝利:
13~14年天皇賞(春)(G1)
13年日経賞(G2)
12年セントライト記念(G2)
12年青葉賞(G2)
▲力強い末脚で春の天皇賞連覇を達成したフェノーメノ
▲13年天皇賞(春)で待望のG1初制覇
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/12/22(月) 【2歳馬情報】牝馬クラシック2冠馬を母に持つ良血馬などがデビュー!
- 2025/12/21(日) 【有馬記念】出走馬格付けバトル!国民的ビッグレースで頂点に立つのは!?
- 2025/12/21(日) 【朝日杯FS】前走の悔しさを晴らす!カヴァレリッツォが2歳王者に輝く!
- 2025/12/21(日) 【有馬記念】出走想定最新版!2025年ラストを飾るのはどの人馬か!
- 2025/12/21(日) 【朝日杯FS】日米ダートG1制覇!今もっとも熱い“覚醒の男”に「ドル箱」データ!
- 2025/12/20(土) 【朝日杯FS】前走重賞じゃなくても狙える!浮上する穴馬候補とは?
- 2025/12/20(土) 【朝日杯FS】重賞無敗馬はどこまで信頼できる?答えはデータの中に…
- 2025/12/20(土) 【朝日杯FS】連対率100%!2歳マイル王となるために最も強力な武器を手にしたのは?





