【日本ダービー】メジャー久々騎乗に小牧太「ええ動きやったよ」

27日、日本ダービー(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年以来、小牧太騎手とコンビを組むダノンメジャー(牡3、栗東・橋口厩舎)は、ジョッキーを背に坂路を登坂。「入りが遅かったから全体時計は遅いけどね」と鞍上は追い切り内容を説明したが、4F54.0-38.9-24.8-12.6秒の時計をマーク。ラストは上々の伸びをみせた。

デビュー2連勝を決め、京都2歳Sでは不利を受けるも2着惜敗。暮れのホープフルSでは、堂々の主役候補として1番人気に支持された期待馬だったが、その同レースでの敗退を契機に小牧騎手とのコンビを解消。加えて、そこからダノンメジャーも連敗が続いている。

手が離れた当時も厩舎でパートナーの様子を見ていた主戦は「トレセンでは落ち着きがなくなっていたよね。本来はすごく大人しい馬やからね」とその変化を感じとっていたが、一方で今朝の気配については「落ち着きがあったね。僕と相性が良くてそうだったのならいいけど(笑)。追い切りもええ動きやったし、このままでいてくれれば」と高評価を与えた。

小牧騎手自身、地方競馬在籍時代から手綱を託され、JRA移籍後も実質の厩舎所属騎手として、橋口弘次郎厩舎の管理馬でステッキをふるってきたが、その恩師はこれが最後のダービー挑戦。その大役を任されてきてからは「先生の最後のダービーに乗れて嬉しい」と度々、口にしてきた。師に捧げる最高の騎乗となるか。大舞台で舞い戻った師弟コンビの結束力は陣営よりも強いはずだ。

ダノンメジャー

ダノンメジャー