【ラジオNIKKEI賞】ミュゼゴースト柴田善「間違いなく走ってくる」

1日、日曜福島11レース・ラジオNIKKEI賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、白百合S3着のミュゼゴースト(牡3、美浦・大江原厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.2-38.5-13.0秒をマークした。

【柴田善臣騎手のコメント】
「前走は、あの速い上がりのなか他馬と一緒に上がっていけましたからね。あれだけの脚を使えるとは驚きましたし、評価できる内容だったと思います。調教でも競馬でもそうですが、まだ走りに少しブレがあります。それでも今日の追い切りで乗った感じ、そういう部分はだいぶ解消されてきたと思います。少しずつ良くなってきそうな感じがしますし、この先間違いなく走ってくる馬です。このまま無事に成長してくれれば良いですね」

ミュゼゴースト

▲ベテランも高い評価を与えるミュゼゴースト(手前)


前走、3歳500万下(4/18・中山・芝1600)1着のストリートキャップ(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-53.8-39.6-13.0秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「先週の時点で体は出来ていますし今週は輸送もあるので、今日は2歳馬の誘導も兼ねて70-40くらいでやりました。指示通りの内容でしたし、動きも良かったです。先週は少しモタモタするところがありましたが、今日の動きを見ると気持ちが入ってきたと思います。

これまでは脚元がしっかりしていなかったので坂路中心で調整してきましたが、腱や骨が丈夫になってきてコースでも調整できるようになってきました。新馬勝ちをした後に、切れる脚を使うタイプではないとジョッキーとも話して先行して粘り込むレースを続けましたが、結果が伴わなかったので抑えて脚質転換をしたら着順が上がってきました。

今回は田辺騎手に替わりますが、クセがあまりない馬なので大丈夫だと思います。競馬が上手ですし、中山で勝っているように小回りの右回りで良い競馬が出来るのではないかと思っています。開幕週ですし、雨が降っても問題ないと思います。御守りや写真を送ってもらったりファンの多い馬ですし、恥ずかしくない競馬をしたいですね」

ストリートキャップ

▲抑える競馬で安定感が出たストリートキャップ(手前)


前走、青葉賞10着のストレンジクォーク(牡3、美浦・小島太厩舎)は、助手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F65.6-50.0-36.7-11.8秒をマークした。

【小島太調教師のコメント】
「前走後は、短期放牧を挟んでここを目標に順調に調整できています。今日はダービーフィズを先行させて併せる形でやりましたが、良い動きでした。前走は包まれる感じになって力を出せず終わってしまいましたが、今回は小回りの1800でペースも流れるでしょうし競馬もしやすくなると思います」

ストレンジクォーク

▲ストレンジクォークはダービーフィズを相手に堂々と先着


前走、プリンシパルS17着のマルターズアポジー(牡3、美浦・堀井厩舎)は、武士沢友治騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.1-52.9-38.8-12.8秒をマークした。

【堀井雅広調教師のコメント】
「前走はテンションが高くて力が出せず、参考外の一戦ですね。2走前に福島で良い勝ち方をしていますし、ベストは1600かと思っているくらいなので1800に短縮するのはプラスだと思います。今日の追い切りは、前に2頭置いて理想的な形で出来ました。馬場が渋っている割りに終いがしっかりしていましたし、先週、今週と武士沢騎手が上手くコンタクトを取ってくれて良い調整が出来たと思います。開幕週なので、雨が降ってもそれほど馬場は悪くならないと思います。このメンバーなら誰も競りかけてこないでしょうし、自分の競馬をするだけです」

マルターズアポジー

▲自分の競馬に徹したいマルターズアポジー


前走、3歳上500万下(6/21・東京・芝1600)1着のロジチャリス(牡3、美浦・国枝厩舎)は、大野拓弥騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.1-37.8-12.3秒をマークした。

【佐藤助手のコメント】
「前走は体が立派でしたし正直不安もありましたが、太さを感じさせない良いレースをしてくれたと思います。余裕十分なレースが出来たので、すぐにここを目標に調整してきました。中一週なので、今日もムリして攻め過ぎないように馬が元気一杯でレースに臨めるような内容でやりました。

大野騎手に乗ってもらいましたが、動きが良くて元気が良いですねと褒めてくれました。この馬のことを知っている蛯名騎手に話を聞いていましたし、自信に繋がる手応えを掴んでくれたようです。福島コースでも勝っていますし、右回りも左回りも関係ないタイプだと思います。コーナーが4つある方が集中して走れると思いますし、輸送も体が絞れていいなと思うくらいで問題はありません。前走前に放牧を挟んで馬が良くなってきましたし、ここも楽しみです」

ロジチャリス

▲元気一杯の動きを見せたロジチャリス(奥)