【POG】ダノンレーザーら土曜中京トレセン直送トーク

●7月18日(土) 3回中京5日目5R 2歳新馬(芝1600m)

5枠6番アイアンマン(牡2、栗東・池江寿厩舎)は今週から短期免許で騎乗するZ.パートン騎手を背にデビュー戦を迎えるディープインパクト産駒。

兼武調教助手は「ひと追い毎に体が良くなってきたし、兄(アトム)と似て走りが軽いですね。ただ、その分、少し非力なところもある。あまり力のいる馬場はどうかな」と不安を口にしながらも、その口ぶりから期待の大きさも伝わってくる。

調教で俊敏な反応を見せているのは4枠4番のダノンレーザー(牡2、栗東・中内田厩舎)。父はダイワメジャーで馬っぷりの良さも目に付く。

「トップスピードに乗ってからの走りがいいですね。ゴーサインにも反応がいいし、いい瞬発力があります。追い切る毎に良くなってきました」と中内田調教師もかなりの手応え。鞍上にC.ルメール騎手を配して新馬勝ちを狙う。

5枠6番のコパノアラジン(牡2、栗東・田所秀厩舎)は推定体重500キロと馬格に恵まれ、ここまでの攻め馬ではなかなかの勝負根性を見せている。

田所秀調教師は「跳びが大きくて長く脚を使ってきそうなタイプ。大型馬(500キロ)だけど、仕上がりもいい。初戦からいいところがあるんじゃないかな」と合格点のジャッジ。

ルーキー鮫島克駿騎手騎乗の3枠3番ラヴアンドポップ(牡2、栗東・安田隆厩舎)は現役で3勝を挙げているエンキンドルの弟。血統からもパワーが要る馬場は合いそうなタイプ。

安田隆調教師も「もう少し素軽さが出てくればいいけど、いいパワーがあります。攻め馬でもいい時計で動けていますからね。台風の影響で馬場が重たくなる分にはプラスだと思います」とタフな馬場の適性ありと見ている。

エイシンディクティ(牝2、栗東・小崎厩舎)は新種牡馬ヴィクトワールピサ産駒で藤岡佑介騎手を背に5枠7番でデビュー。調教からは追われて味のあるのタイプか。

「ちょっと瞬発力に欠けるところはありますが、その分、長く脚を使えるタイプですね。前向きな気性で新馬向きと思うし、馬体の感じからはマイルぐらいが合いそうですよ」と畑調教助手。血統はやや地味で攻めも目立ってはいないが、実戦でどんな変わり身を見せるか注目される。