スプリンターズS、安田記念を勝ったブラックホークが急死

1999年のスプリンターズS、2001年の安田記念を勝ったブラックホークが22日、心臓まひのため繋養先の熊本県・本田土寿牧場で死亡した。21歳だった。

1997年1月に美浦・国枝栄厩舎よりデビューして新馬勝ち。当初から堅実駆けを売りとしていたが、本格化したのは古馬となってからで、4歳春に3連勝でダービー卿CTを勝って重賞初制覇。その後、1年2カ月にも及ぶ長期休養もあったが、99年のスワンSで重賞2勝目、マイルCS3着を挟んで当時は暮れに行われていたスプリンターズSでアグネスワールドをクビ差破って悲願のG1タイトルを獲得した。
01年の安田記念では9番人気と評価を落としていたが、その低評価をあざ笑うかのような差し切りで2つ目のG1勝利。そのレースを最後に引退、種牡馬入りした。

種牡馬としてはキーンランドCを勝ったクーヴェルチュール、京都牝馬Sを勝ったチェレブリタを送り出し、2011年秋に熊本へ移動。今年も種牡馬活動を行っていたが、22日に体調が急変し、息を引き取った。

ブラックホーク
父:Nureyev
母:Silver Lane
母父:Silver Hawk
通算成績:28戦9勝
重賞勝利:
01年安田記念(G1)
99年スプリンターズS(G1)
99年スワンS(G2)
00年阪急杯(G3)
98年ダービー卿CT(G3)