【POG】パールフューチャーら日曜小倉トレセン直送トーク

●8月9日(日) 2回小倉4日目5R 2歳新馬(芝1800m)

兄に小倉記念、七夕賞を勝ったメイショウナルトを持つパールフューチャー(牡2、栗東・中内田厩舎)は、先週のCWコース、今週の坂路で光る瞬発力を見せたネオユニヴァース産駒。追われてからの反応にセンスの良さを窺わせる。

猿橋調教助手も「気難しい面も見せないし、乗っていても変な癖もありませんね。順調に調整ができましたよ。先週の追い切りでもいい反応を見せてくれたし、ジョッキーも好感触を得てくれていました」と自信ありの表情だ。

母シャイニンルビーはクイーンCの勝ち馬。祖母シャイニンレーサーは第1回マーメイドSの覇者で、その弟にフジキセキがいるポケットチャーリー(牝2、栗東・石橋厩舎)。1週前追い切りでは師を背にしてCWコースで80.9-65.1-51.1-38.0-12.4秒の好時計を叩き出した。

石橋調教師は「まだ非力な面で初戦向きではないかも。でも、小柄でも体を大きく使って走る馬で、先週のコース追いはホント、いい動きをしてた。走ることに真面目だし、いいモノは持っています」と口ぶりはやや控えめながらも、素質の高さをアピールしている。

ウインハートビート(牡2、栗東・宮本厩舎)は美浦の奥村武厩舎に転厩したマイネルアクロスを含め、兄姉3頭がいずれも宮本厩舎からデビューした馴染みの血統。追い切りではやや終いは要したものの、CWコースで6F82.1秒、パートナーに1秒先着を果たした。

「2週連続で年長馬を相手に互角以上に走ってるからね。追ってからの反応もいいし、うまく仕上がってきたよ。この条件だし、評判馬も出てくるみたいだけど、まともなら勝ち負けしてくれると思うよ」と宮本調教師。近年、小倉での活躍が光る厩舎だけに、初戦から要注目だ。

テイエムハヤブサ(牡2、栗東・福島信厩舎)は、今年のダービーに弟のディープインパクトと並ぶ3頭の産駒を送り込んだブラックタイド産駒。追って味のあるタイプで、最終追い切りはCWコースで6F82.3秒を馬なりでマークした。

福島調教師も「先々週に調教に乗った恭介(国分恭騎手)も「走りますね」って。で、ここを希望してきたんだ。初戦はどうか分からんが、血統もいいし、攻め通りなら楽しみはあると思うよ」とニヤリ。兄姉には5勝を挙げたトーホウファイター、4勝を挙げたツルマルオトメがいる。