【新潟記念】展開のカギ握るミラノ「巴賞のような競馬が出来れば」

2日、日曜新潟11レース・新潟記念S(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、函館記念8着のマイネルミラノ(牡5、美浦・相沢厩舎)は、柴田大知騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.5-53.1-38.9-13.2秒をマークした。

【相沢郁調教師のコメント】
「前走は、大外枠でしたし前半が58秒台でちょっと厳しかったですね。中間も順調です。1週前にしっかりやっているので、今週はこの程度で十分でしょう。攻め馬はやればいくらでも動くタイプですし、動きも問題ありませんでした。今回はハナにはこだわりませんが、巴賞のときのような競馬が出来ればと思っています。良馬場の方が良いですけど、重馬場でもこなせますからね。重賞を勝つ力のある馬だと思っています」

マイネルミラノ


前走、宝塚記念9着のネオブラックダイヤ(牡7、美浦・鹿戸厩舎)は、助手を背に南芝コースで追われ、5F65.2-49.9-36.1-12.6秒をマークした。

【鹿戸雄一調教師のコメント】
「今日は予定よりも時計が速くなりましたが、それだけ馬の調子が良いんだろうと思います。難しさのある馬でオープン馬になるまで時間がかかりましたが、元々良いものは持っていましたからね。年を重ねて、普通の競馬が出来るようになってきました。

当日にならないと分からないところがありますし、去年新潟2000を使ったときのような競馬が出来るかは何とも言えませんが、元気一杯でレースに臨めます。体は少し増えているか、同じくらいで出られると思います。どんな競馬をしてくれるか楽しみです」

ネオブラックダイヤ

▲元気一杯の走りを見せたネオブラックダイヤ(中央)



前走、七夕賞16着のユールシンギング(牡5、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.5-38.7-12.9秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「どうもメンタル面の影響で、やる気のなさが出ている感じがします。最近はビシビシやってきましたが、今回は以前のようにゆとりのある調教に戻しました。それが良い方に出てくれれば、と思っています。状態は決して悪くありませんし、ポテンシャルはあるのであとは気持ちだけですね。やる気を出して頑張ってもらいたいです」

ユールシンギング

▲ゆとりのある調教が吉と出るかユールシンギング(左)



前走、新潟競馬場開設50周年記念1着のロンギングダンサー(牡6、美浦・勢司厩舎)は、助手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F66.8-51.3-37.8-13.0秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「前走は上手くハマッた感じはしますけど、内容も良かったですし少しずつ馬が力を付けていると思います。体は出来ているので、あとはメンタル面ですね。重賞初挑戦になりますが、前走内容からも大丈夫だと思う。初めての一線級相手で、どういう競馬が出来るか楽しみです」

ロンギングダンサー