【戸塚記念】牡馬を一蹴 ミスアバンセが4連勝で重賞初制覇!

9月8日(火)、川崎競馬場で南関東重賞・第44回 戸塚記念(S2)(3歳 別定 重賞競走 1着賞金2000万円 ダート2100m)が行なわれ、矢野貴之騎手の5番人気・ミスアバンセ(牝3、船橋・椎名廣厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:21.8(不良)。

2着には3/4馬身差で9番人気・アロマベール(牡3、大井・藤田輝厩舎)、3着には1馬身半差で6番人気・ドライヴシャフト(牡3、大井・荒山勝厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持された今年の羽田盃勝ち馬・ストゥディウム(牡3、船橋・矢野義厩舎)は6着に敗れている。

春の南関東クラシック戦線を賑わし、今回も人気を集めたストゥディウム、パーティメーカーの2頭は行き脚が付かず後方からの競馬。アロマベールがレースを引っ張り、ドライヴシャフト、ミスアバンセと3頭が雁行状態に。以下ナイキアフォード、ゴーオンと隊列が続いた。
2周目3コーナーから外々を回って進出したミスアバンセが勢い良く先頭に立ち、直線では内で盛り返すアロマベールを凌いで優勝。3着にはドライヴシャフトが粘り込み、外から追い込んだタケルオウジは4着。ストゥディウムはメンバー最速の上がりを繰り出したが、前半の出遅れが響き6着まで。

勝ったミスアバンセは破竹の4連勝で重賞制覇。南関東牝馬三冠のひとつである東京プリンセス賞は8着に敗れたが、その後は着実に成長を遂げ、前走は戸塚記念のトライアルレースである芙蓉賞を4馬身差で逃げ切り快勝。充実ぶりを本番でも示した格好だ。

なお、牝馬の勝利は'12年のアスカリーブル以来3年ぶりとなる。馬主は川上晋氏、生産者は新冠町のベルモントファーム。

ミスアバンセ
(牝3、船橋・椎名廣厩舎)
父:パイロ
母:ブリッツケーニギン
母父:タバスコキャット
通算成績:10戦7勝
重賞勝利:
15年戸塚記念(S2)

ミスアバンセ

ミスアバンセ

ミスアバンセ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。