【POG】エアスピネルら土曜阪神5Rトレセン直送トーク

●9月12日(土) 4回阪神1日目5R 2歳新馬(芝1600m)

5枠5番のエアスピネル(牡2、栗東・笹田厩舎)は、父がキングカメハメハ、母が秋華賞馬エアメサイアという超良血馬。武豊騎手を背にした1週前、そして今週の最終追い切りもしなやかなフットワークでいずれもラスト1F12秒台の瞬発力を見せた。

笹田和秀調教師は「順調に乗り込んできたし、ケイコの動きから能力も感じてるよ。ただ、この血統は集中力を欠く面があるからね。その点がどう出るかだね」と慎重な構えも、これは期待が大きいからこそ。頭の中では新馬勝ちの青写真を描いているはずだ。

2010年の米2歳チャンピオン・アンクルモーを父に持つ外国産馬ハリケーンバローズ(牡2、栗東・角居厩舎)は、大外8枠11番からM.デムーロ騎手の手綱でデビュー。3月のファシグティプトンフロリダセールでラスト1F10秒0をマークし、栗東に入厩後もオープンのエキストラエンドらを相手に互角の動きを見せている。

「セールの時にも目立っていた馬のようですね。栗東での調教でも前向きな姿勢を見せているし、走ることに真面目。このぐらいの距離も合いそうですよ」吉岡調教助手も上々の手応え。馬っぷりの良さも目立つ。

攻め時計はやや地味ながら、ひと追い毎に力強さを増しているのが6枠6番のノガロ(牡2、栗東・音無厩舎)。父キングカメハメハ、母ムードインディゴは府中牝馬Sを勝ち、秋華賞でも2着に入った生粋の『金子ブランド』だ。

音無秀孝調教師は「入厩した頃は調教時計が詰まらなかったけど、ここにきて動けるようになってきた。今週は1000万下と互角に動けたもの。調教量は十分にやってきたし、兄らと比べても体質面はしっかりしてるよ」と及第点の評価。鞍上は愛弟子の松若風馬騎手が務める。