【ローズS】オークス大敗の雪辱に燃えるシングウィズジョイ

16日、日曜阪神11レース・ローズS(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。春のフローラSの勝ち馬シングウィズジョイ(牝3、栗東・友道厩舎)は、助手を背に坂路で終い重点の攻め。4F51.3-37.5-24.5-12.2秒と自己ベストを1秒以上更新するベストタイムを叩き出して秋初戦を迎える。

君子蘭賞、フローラSを連勝して臨んだオークスは、まさかのシンガリ17着。友道康夫調教師は「オークスは押せ押せで使った疲れもあったかな」と振り返り、夏場はジックリと休養に充てた。

8月半ばに栗東へ戻り、坂路とCWコースで入念に調整。先週は美浦から内田博幸騎手も駆け付けて調教に跨がり抜群の切れを披露。「今回は放牧を挟んでゆとりを持って調整できている。体にも幅が出てきて、馬も成長してきましたね。今週も無理をせずに好時計で動けていたし、先週にはジョッキーに乗ってもらって反応を確かめてもらっています。ええ。いい仕上がりでレースに臨めます」と春の雪辱に意欲十分だ。

オークスを除けば早くから一線級を相手に大崩れなく走り、サッと好位に取り付いて長くいい脚を使うセンスはG1馬3頭にとっても脅威。オークスでの汚名返上に向け、距離短縮のここは真価を問われる一戦ともなる。

シングウィズジョイ