トピックスTopics
【4回東京】スウィフトレイド…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/10/13(火)
スウィフトレイド(牡2、美浦・堀厩舎)
父:Smart Strike
母:スウィフトテンパー
母父:Giant’s Causeway
2007年、2008年に北米リーディングサイアーを獲得したスマートストライクが父。カーリン(プリークネスS、BCクラシック、ドバイWCなどG1を7勝)をはじめ、100頭以上のステークスウイナーを輩出している。本年3月にこの世に去ったのが惜しまれるが、残された産駒からも大物が登場して不思議はない。日本でもブレイクランアウト(共同通信杯)、アムールブリエ(エンプレス杯、ブリーダーズゴールドC)の父として、ストロングリターン(安田記念)の母父として馴染みがある。
魅力的な血脈の持ち込みであり、母スウィフトテンパー(その父ジャイアンツコーズウェイ)は米G1・ラフィアンHなど重賞を4勝している。アシュランドS、ハリウッドオークス、ヴァニティ招待HとG1を3勝した曽祖母ゴージャスに連なるファミリーである。社台サラブレッドクラブにて総額6000万円で募集された。
社台ファームで順調にペースアップ。6月8日には山元トレセンヘ移り、スピードメニューを消化したうえ、7月10日、美浦に入厩した。22日のゲート試験をパスすると、いったん放牧を挟んで心身を整え直し、9月3日に帰厩。段階を踏みながら、丁寧に追い切りを消化してきた。口向きなどに粗削りな部分を残していても、フットワークは迫力十分。先週のウッドコースでは古馬オープンのバクシンテイオー、カフェブリリアントとの3頭併せで遜色のない伸びを見せた。
10月17日(土)、東京の芝1800mでデビュー。クリストフ・ルメール騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/8/24(日) 【新潟2歳S】新馬戦の衝撃再び!リアライズシリウスが重賞初制覇!
- 2025/8/24(日) 【キーンランドC】これぞ3歳マイル王のパワー!パンジャタワーが古馬重賞V!
- 2025/8/25(月) 【2歳馬情報】グランアレグリア初仔など、注目の良血馬たちがデビュー!
- 2025/8/24(日) 【キーンランドC】皇成しか勝たん!相思相愛コンビが見せる勝利の絆
- 2025/8/23(土) 【キーンランドC】スプリントの頂きへ、視界良好!前哨戦の主役はこの1頭!
- 2025/8/22(金) 障害レースを盛り上げる為には!?【高田潤コラム】
- 2025/8/22(金) ダノンデサイルと挑んだイギリス遠征は本領発揮ならず【戸崎圭太コラム】
- 2025/8/23(土) 【キーンランドC】先週もズバリ!札幌記念の再現が期待できる「隠れリピーター」に注目