【秋華賞】キャットコイン柴田善「リフレッシュされている」

14日、日曜京都11レース・秋華賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、オークス12着のキャットコイン(牝3、美浦・二ノ宮厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南ポリトラックコースで追われ、5F66.3-50.3-37.0-11.6秒をマークした。

【二ノ宮敬宇調教師のコメント】
「春の牝馬クラシックを2回使いましたが、どちらもこの馬には向いていないレースになった感じで可哀想な気がします。前走後はすぐに牧場に行って、体を回復させることを第一としてゆっくりと乗り出してもらいました。トライアルを使うとなると、回復途上の段階で使わないといけなくなると思いましたし、秋華賞を目標に調整してきました。体の増減が大きいタイプなので、そこを気にしながら進めてきました。

先週もジョッキーに乗ってもらいましたが、今日も乗ってもらいました。今日は併せ馬で、前に馬を置いて終いの感触を確かめてもらいましたが、意外と体も減っていませんでしたし、良い感じで追い切りが出来たと思います。少しトモの緩い馬でしたが、段々しっかりしてきたなとジョッキーとも話しました。桜花賞のときはまだ幼いところがありましたし、早目に栗東へ移動して滞在しましたが、競馬場に置いておくとウルさくなるところもあるので今回は前日輸送を予定しています。輸送が下手ではないので心配していません。

調教でも折り合いがつきますし、ジョッキーの指示にも上手に従ってくれます。控えたときの姿勢も良いので、距離についても心配していません。どんなレースをするかはジョッキーが判断することですし、百戦錬磨のジョッキーなのでそれを信じて任せます。無事に走ってもらいたいですし、この馬に合ったレースをさせてほしいなと思います」

【柴田善臣騎手のコメント】
「オークスを使った頃よりも体が増えていますし、丸味もあっていい仕上がりだと思います。春は栗東への輸送もありましたし、元々細い馬がもっと細い感じになったことが結果に出たと思います。オークスのときは前向きさを感じられず、レース自体を嫌がっているようでした。この中間は、体のことを考えて控え目なスケジュールになっていますし、それもあってか息の入りがもうひとつでしたが、今日は先週よりもキツいメニューだった割りには今日の方が先週よりも息は良かったです。

夏場に力を付けてきて本格化に近づいている相手もいますが、この馬は春に力のあるところを見せていますからね。状態をピークに持っていけるかどうかが勝負になると思います。普段はウルさい面を見せて神経を使うタイプですが、レースに行けばしっかり力を出してくれます。そこがカワイイところですね。当日の雰囲気やスタートを出た感じに合わせて、上手くレースの流れに乗せてあげたいですね。体も良くなっていますし、気持ちもリフレッシュされているので頑張りたいです」

キャットコイン

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