【POG】断然の1番人気に応えアグレアーブルが新馬勝ち…東京新馬

10月17日(土)、4回東京4日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、岩田康誠騎手騎乗の1番人気・アグレアーブル(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:53.2(稍重)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・キングオブアームズ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)、3着には1馬身半差で7番人気・ウインシンフォニア(牡2、美浦・高木登厩舎)が続いて入線した。

ダッシュ良く飛び出したウインシンフォニアに押してゴシップローズが並びかけるが、スピードに乗ったウインシンフォニアが敢然とハナを主張。そこへプラシデス、キングオブアームズも加わって4頭が先行集団を形成する。スウィフトレイドはそれらを見ながら脚を溜め、アグレアーブルは中団の外めをジックリと追走。ゆったりとした流れで馬群はひと塊。3コーナーからペースが上がると、ポノイだけが置かれる格好となって各馬一団で直線へ。
ウインシンフォニアが先頭で直線に入ると、それを目掛けて外からキングオブアームズとアグレアーブルが並ぶように襲いかかる。ウインシンフォニアはラスト1ハロンまで踏ん張ったが、勢いが付いたアグレアーブルが2頭を一気に振り切って新馬勝ちを果たした。

勝ったアグレアーブルは、おばに米G1のパーソナルエンスンH、ゼニヤッタSを勝ったラヴアンドプライドがいる血統で、シルクレーシングでの募集価格は2500万円。騎乗した岩田騎手がヌーヴォレコルトの追い切りで美浦に行った際、その乗り味を絶賛していた馬で、期待通りの走りを披露して見せた。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「かわいい、心地よい(仏)」。

1着 アグレアーブル(岩田騎手)
「まだ子供っぽいところがあって、ゲートも出なかったり道中もフワフワ走ったりしていましたが、落ち着きがあるのは良いですね。直線でも手前を替えて遊びながら走っていましたが、それでも勝つように能力がありますね。大きいところを狙える馬ですよ」

2着 キングオブアームズ(北村宏騎手)
「調教を十二分に積んでいたので体力は心配ありませんでしたが、それほど強い内容の稽古をやっていなかったので、その辺りが反応の差に出たのかもしれません。使っての上積みがありそうですし、次も楽しみです」

3着 ウインシンフォニア(松岡騎手)
「スタートを出ましたしペースも遅かったので、ハナに行きました。本当は控えてこの馬の瞬発力を生かす形で乗ろうと思っていましたが、そういう競馬が出来ませんでした。背中も良いですし、能力のある馬です」

4着 スウィフトレイド(ルメール騎手)
「まだ子供っぽいところがありますね。今日はペースも遅かったですし、ワンペースな感じの走りなので瞬発力勝負になると分が悪いですね。もう少し距離があっても良いと思います」

5着 シュティルヴァルト(田辺騎手)
「まだ緩さがありますけど、外を回ってもしっかり脚を使ってくれましたし、思ったより頑張ってくれました。性格が大人しいので、距離の融通もきくと思います」

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アグレアーブル
(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:プリティカリーナ
母父:Seeking the Gold

アグレアーブル

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