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【4回京都】ベストワークス…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/10/27(火)
ベストワークス(牡2、栗東・羽月厩舎)
父:ファルブラヴ
母:アンソロジー
母父:サクラバクシンオー
ジャパンC、クイーンエリザベス2世S、香港CなどG1を5勝し、カルティエ賞全欧最優秀古馬に選出されたファルブラヴが父。トランスワープ(函館記念、新潟記念)、ワンカラット(フィリーズレビュー、函館スプリントSなど重賞4勝)、アイムユアーズ(フィリーズレビュー、クイーンS2回など重賞4勝)をはじめ、個性豊かな一流馬を送り出している。昨シーズンで種牡馬を引退し、残された産駒は少ないものの、新たなスターが登場して不思議はない。
母アンソロジー(その父サクラバクシンオー、2勝)の兄妹にポップロック(目黒記念2回、有馬記念2着、ジャパンC2着、メルボルンC2着)、スピードリッパー(フィリーズレビュー2着、フェアリーS2着、クイーンS2着)がいる。サンデーサラブレッドクラブにて総額1600万円で募集された。
ノーザンファーム早来で順調に基礎固めが進み、8月26日には栗東へ移動した。9月11日のゲート試験をパスすると、入念に乗り込まれ、ひと追いごとに反応が良化。先週のウッドコースでは古馬1000万下のリアルプロジェクトを2秒以上も追走し、クビ差まで追い詰めた。初戦から動ける態勢が整っている。
10月31日(土)、京都の芝1600mにスタンバイ。追い切りにも跨り、特徴を把握している小牧太騎手で。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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