【JBCレディスC】昨年の覇者サンビスタは2着「相手を讃えたい」

●11月3日(祝・火) 大井競馬場8R 第5回JBCレディスクラシック(Jpn1)(ダ1800m)

昨年のこのレースを制して、続く牡馬相手のチャンピオンズCでも4着と健闘。その後、TCK女王盃、マリーンCと牝馬重賞を勝って女王に君臨したサンビスタ(牝6、栗東・角居厩舎)は、2着こそ死守したが、3歳馬ホワイトフーガに5馬身差の完敗を喫した。

レース前半は2番人気のアムールブリエと並んで追走。4コーナーでは早めに動いたアムールブリエの脚を図り、うまくインを捌いて直線半ばで先頭に躍り出たが、さらに内を行ったホワイトフーガに交わされるとその差はみるみる広がった。

手綱をとった岩田康誠騎手は「ショックですね。1倍台の人気に応えられなくて申し訳ないです」とポツリ。58キロを背負っていたとはいえ、スパーキングレディーC3着、ブリーダーズGC2着と連敗し、世代交代の声も囁かれる中、前走のレディスプレリュードを2馬身差の快勝。そこから斤量が2キロ軽くなる今回は女王の完全復活が期待されたが、前走3着に下した3歳馬に逆転を許してしまった。

「音に敏感な馬でゲートでガタついてしまいました。4コーナーでは前が閉まる前にスペースに入ってやろうと思って仕掛けて行きましたが、直線では前走ほどの手応えはなかったです。勝つ時はもっとドーンと進んでくれる馬なんですが。それに、勝ち馬にはうまく乗られました。今日は鞍上を讃えたいですね」と脱帽の岩田騎手。果たして女王の復活はあるのだろうか。