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ラルク、好センスの馬体 まずは1勝だ!
2015/11/10(火)
15年11/7(土)5回京都1日目6R 2歳新馬・牝(芝1600m)
ラルク
(牝2、栗東・松永幹厩舎)
父:ディープインパクト
母:ライラックスアンドレース
母父:Flower Alley
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単勝1.4倍の圧倒的人気のラルク。垢抜けた馬体はパドックでも目立つほど。返し馬もスムーズに終えて、ゲート入りを待つ。ところが、そこで先に入った馬が立ち上がったりで、気をつかってなかなか入らない。時間の経過とともに、何とか入って事なきを得た。
スッとゲートを出て先手を取っていく。2番手もこれまたディープインパクト産駒のパローマ。結局はその2頭で1,2着の堅い、堅い馬券の決着となった。血統の良さを見せる好馬体のラルク。輝かしい1ページをまずは開けた…。
パドックで全部の馬を見渡す。牝馬だけに線の細い馬が多い。その中でも《品のいい馬体》と言ってはいい過ぎかも知れないが、そんな雰囲気のあるのがラルクであった。返し馬でもその想いは、いっそう強くなる感じである。いわゆるグッドルッキング・ホースであろうか。(パローマも悪くはないが、ちと違うかな…)とひとりごこちでいた。後はどんな競馬になるのか、力を発揮できるのか否か(大げさな期待はしまい。力さえ出し切ってくれたらそれでいい)と、常々思うとおりに念じていた。
驚いたのは、武豊Jが新馬戦で先手を取って行くことであろうか。1200芝戦ならありうるかも知れないが、これぐらいの距離で先手はあまり見ないなと考える。有無をも言わせず、先手を主張して行く。パローマも最初は並んでいたが、2番手外とする。
その2番手に誰が乗っているかを確認する。トチノマドンナ、高倉Jである。無謀な競りはしまいと思う。36.0と理想的な流れで、前半の3Fを進む。体半分ぐらいのリードで行く。相手と目するパローマが、2番手の外で実にいやらしくいる。坂を下って行くあたりで、パローマのルメールJは少し下げて、前の様子を観ている感じだ。4角手前では2番手トチノマドンナの行きっぷりが悪くなり、前との差が少しだけ広がりつつある。パローマは相変わらずいい。
そしてカーブを廻って直線へと体を見せはじめる。コーナーを小さく廻るラルク。相手のパローマとの差は少し開く。しかし外へ出したパローマの勢いが外との併せ馬で加速したかに見えた。ラスト300のオレンジ棒を通過。1馬身前に出たラルク。武豊Jの左ステッキが1発入って、差を広げていく。
さらにもう1発、左ステッキでしつけをしといてのフィニッシュ。最後は流し気味のゴールであった。11.0~11.4の最後の2ハロンの決め手。悪くないものであろう。枠場で待つ、松永幹師も安堵の顔であった。武豊Jも『いいよ!』とひと言で検量室内に消えていった。まずはやれやれのデビュー戦。持てる能力をちゃんと出せるかが一番の課題。関係者が全てほっとしたと言うのが正直な感想であろう…か。
後刻に投票受付室の掲示板に張ってある今後の番組等を眺めていると、ジョッキー・ルームへ引き上げる途中のルメールJが私を発見して顔を覗かせる。大きな眼をパッチリとしながら『凱旋門賞へ行きましょう!』と嬉しい事を言ってくれた。ライバルから褒められるのは悪くないもの。
火曜の朝に松永幹師から電話連絡が入り、『無理をせずに、来年の正月ぐらいから動きだしましょうかね』と、暫定的ながら予定を伝えていただいた。長い人生(馬生?)でもある。じっくりと確実に歩んで行きたいものである。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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