トピックスTopics
【マイルCS】坂路でキレキレ ダノンシャーク「今年も好勝負を」
2015/11/18(水)
18日、日曜京都11レース・マイルCS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。●前走、毎日王冠4着のダノンシャーク(牡7、栗東・大久龍厩舎)は、坂路で岩田康誠騎手が騎乗して古馬500万のダノンブライトを0秒8追走。終い一杯に追われると弾けんばかりの伸びで一気に2馬身近く先着。4F52.6-38.1-24.6-12.0秒を叩き出した。
「よかったね。最後でギュンと伸びてくれた。追い切りの動きは文句なしですよ」と最終追い切りを見届けた大久保龍志調教師もニッコリ。「毎日王冠からのローテーションになりますが、去年よりも調整は楽でしたね。年齢を感じさせないし、去年もよかったけど、今年もいい状態で出走できそうです、今年も好勝負を期待したい」と最後まで滑らかな口ぶりで順調な調整をアピールした。7歳を秋を迎え、円熟の走りを見せてくれそうだ。
●前走、富士S2着のサトノアラジン(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、4月から5戦連続でコンビを組むC.ルメール騎手を背に、CWコースで古馬1000万のロードハリケーンを相手に池江寿厩舎お馴染みの4F追い。パートナーの内を0秒2追走し、直線で鞍上が強めに促すと力強いフットワークで鼻面を揃えてゴールし、54.5-38.7-12.0秒のタイムをマークした。
手綱をとったC.ルメール騎手は「状態は完璧ですね。最後のスピード、瞬発力があるから京都コースは合っています。それにマイルが1番合っている馬ですよ。前走、東京ではラスト100メートルでちょっと疲れましたが、これで重賞で2着が2回。今度はいいパフォーマンスをみせたい」とコメント。先週のエリザベス女王杯はマリアライトが重賞初勝利をG1で飾ったが、それに続くことが出来るか。11着に敗れた全姉ラキシスの敵討ちにも期待がかかる。
●前走、スワンS5着のダイワマッジョーレ(牡6、栗東・矢作厩舎)は、坂路で古馬500万のインテグラードを0秒4追走。鞍上の武豊騎手が終いサッと仕掛けると、すぐさま反応して0秒3先着。元々攻めの動きはよく見えるタイプだが、4F51.8-37.8-24.8-12.6秒のタイムはもちろん、脚捌きも力強く、久々をひと叩きされてデキは着実にアップしている。
「きょうの馬場で51秒台は速い。動きもよかったし、体調は良さそうだね。6歳と言われないと年齢を感じさせないよ」と初コンタクトをとった武豊騎手も合格点のジャッジ。「道悪は上手なイメージがあるし、先週のような馬場で走らせたい。うまく噛み合えば上位に食い込めても」と密かに一発を狙っているようだ。
●前走、カシオペアS1着のトーセンスターダム(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、CWコースで新パートナーの武幸四郎騎手を背に、古馬準オープンのトーセンソレイユを0秒3追走。直線強めに追われ4F52.8-37.9-11.9秒を計時して同入フィニッシュ。初のマイルでタイトル奪取を狙う。
「ゴールを過ぎてからビシッと追う指示でやりました。このクラスの馬なんですから、やっぱり動きますよね。でも、初めて乗る馬だし、調教で特性を掴めたのは大きい。惰性をつけて一気に走らせる方が良さそうです」と鞍上も手綱から伝わるパワーに手応えを掴んだ様子。京都では4勝を挙げているコース巧者だけに、その走りが注目される。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/11/14(木) 今週は東京で勝ちたいです【柴田大知コラム】
- 2024/11/15(金) 【マイルCS】エリ女12人気2着ラヴェル推奨!春G1も6戦続けて本命好走の「二刀流予想」は必見
- 2024/11/14(木) 【マイルCS】重賞最強データ!先週12人気2着ヒットの予想法から浮上する激走候補
- 2024/11/13(水) 【マイルCS】大器ブレイディヴェーグが2つ目のG1タイトル奪取に挑む!
- 2024/11/13(水) 【マイルCS】一発の可能性あり!指揮官が語るフィアスプライドの現状
- 2024/11/7(木) 【デルマーの今】後記 リメイクの挑戦を振り返って
- 2024/11/10(日) 【福島記念】諦めなければ夢は叶う!アラタがみちのくの地で重賞初制覇!
- 2024/11/10(日) 【エリザベス女王杯】バラの花は何度でも咲く!スタニングローズが復活のV!