重賞2勝を挙げたフーラブライドが引退、繁殖入り

昨年の中山牝馬S、一昨年の愛知杯の制したフーラブライド(牝6、栗東・木原厩舎)が、11月18日付で競走馬登録を抹消されたことがJRAより発表された。

同馬は2011年8月にデビューして初勝利まで13戦、丸1年を要した。本格化したのは4歳の秋で、500万、1000万、そして格上挑戦した愛知杯を鮮やかに差し切って瞬く間にオープン入り。続く牡馬相手の日経新春杯でも3着と好走し、中山牝馬Sで重賞2勝目を挙げた。
その後は勝鞍に恵まれなかったものの、マーメイドS3着、エリザベス女王杯4着、今年の日経新春杯で2着と好走。11着と大敗を喫したが春の天皇賞にも挑戦した。
この秋は京都大賞典5着のあと、悲願のG1制覇を狙って前年4着のエリザベス女王杯に出走。直線見せ場を作ったが6着と敗れ、これが現役最後のレースとなった。今後は北海道白老郡白老町の(有)社台コーポレーション白老ファームで繁殖馬となる予定。

馬主は吉田和子氏、生産者は登別市の青藍牧場。馬名の意味由来は「フラダンスをする新婦」。通算獲得賞金は1億9554万2000円(付加賞含む)。

フーラブライド
(牝6、栗東・木原厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:ヒカルカリーナ
母父:メジロマックイーン
通算成績:39戦6勝
重賞勝利:
14年中山牝馬S(G3)
13年愛知杯(G3)

フーラブライド

3連勝、格上挑戦で重賞初Vを飾った愛知杯のフーラブライド


フーラブライド

中山牝馬Sで2つ目の重賞制覇。長く牝馬路線の名脇役を務めた