【チャンピオンズC】汚名返上へリッキー「しっかりやってこれた」

2日、日曜中京11レース・チャンピオンズC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走のJBCクラシックを2馬身半差で快勝したコパノリッキー(牡5、栗東・村山厩舎)は、武豊騎手を背にCWコースにて単走での最終調整。終始馬なりの楽な手応えで6F82.7-66.8-52.2-38.8-12.7秒でフィニッシュした。

1番人気に支持されながらスタートで後手を踏み、流れに乗りきれないまま12着と敗れてから1年。フェブラリーS、JBCクラシックをともに連覇して再びこの大舞台に帰ってきた。今年はフェブラリーSのあと軽度の骨折で秋まで休養。初戦の日本テレビ盃こそ3着と敗れたが、ひと叩きされた前走のJBCクラシックでは、4コーナー入り口でもう「勝負あり」という手応えで快勝。中間も弾むようなフットワークで順調に攻めを積まれ、前年のリベンジへ挑む。

最大のライバル・ホッコータルマエとは過去5度の対戦で3勝2敗。必ずどちらかがレースを制している。もちろん勝って「王座奪回」といきたいところだ。

コパノリッキー



12月6日(日)、中京競馬場で行われるチャンピオンズC(G1)の共同記者会見が栗東トレセンで行われた。
コパノリッキー(牡5、栗東・村山厩舎)の鹿屋調教助手の一問一答は以下の通り。

●ここを大目標に万全の仕上がり

-:まず今朝ですが、先生のお話と武ジョッキーの得た感触というのはどういうお話がありましたか?

鹿屋調教助手:(他の助手が負傷により、村山明調教師の代理で出席)直接は聞けていないのですが、時計を見た感じでは、こちらが予定していた通りにうまくいけていると思います。

-:この中間、コパノリッキーの状態というのはどうですか?

鹿:疲労を残さないように、前走後もしっかりトレセンで休養させてから調教を始めたので、雰囲気はかなり良く仕上がってきていると思います。

-:前走の勝利というのは、また一つ厩舎関係者にとっても大きな勝利だったのではないでしょうか?

鹿:そうですね。前走はここを目標にしていたので、仕上がり加減ではもうひと息かなと思っていたのですが、それでも力を出せていたので、良かったと思いますね。

-:コパノリッキーが結果を出し始めてから、今に至るまで「こんな風になったんだな」という感触といいますか、どんなところがより良くなってきていますか?

鹿:馬体もしっかりしてきたのですが、途中から走り方が変わってきましたね。以前はスッと流れるように走っていたのが、弾むように走ってきたので、そこから成績もしっかりと残せるようになってきました。

コパノリッキー

-:今回の大一番ですが、いい感じで来ていますし、陣営の意気というのも上がっているのではないでしょうか?

鹿:前走も成績を残してくれたので、期待はしています。

-:今回も強いメンバーが揃っています。中でも実績はホッコータルマエ。ファンもライバルとして見ていると思いますが、関係者の皆さんはその意識はどうなのでしょう?

鹿:コパノリッキーと武豊さんに懸けるしかない、お願いするようなところしかないですね。レースに向けては。こちらはしっかりとやってこれたと思うので。

-:鹿屋さんご自身が何か風水で実践されていることはあるのでしょうか?

鹿:オーナーの方からいただいたものはしっかりと守って飾っています。

-:いよいよダートの頂点、名実ともにナンバーワンを決める大一番だと思いますが、その意気込み、ファンの皆様へのメッセージを聞かせて下さい。

鹿:復帰する前からここを目標にしっかりと調整出来たと思うので、応援よろしくお願いします。