【朝日杯FS】2歳王者はリオンディーズ!武豊は大記録達成ならず

12月20日(日)、5回阪神6日目11Rで第67回朝日杯FS(G1)(芝1600m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の2番人気・リオンディーズ(牡2、栗東・角居厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.4(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・エアスピネル(牡2、栗東・笹田厩舎)、3着には4馬身差で11番人気・シャドウアプローチ(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。

好スタートを切ったウインオスカー、ショウナンライズ、アドマイヤモラール内枠各馬が後続を突き放してレースを引っ張る形となる。4番手以降は、なだめるようにしてシュウジ、ボールライトニング、圧倒的1番人気エアスピネルと続き、2番人気のリオンディーズは最後方で競馬を進める。
3コーナーを回り始めたところで後方集団が前方との差を徐々に縮め始め、4コーナーを回りきったところで、ほぼ団子状態になって直線へ。 馬群から抜け出したのはエアスピネル。楽な手応えで突き放しにかかるも、外からリオンディーズが脚を伸ばし、これに並ぶ。2頭の叩き合いはゴール前までもつれるが、リオンディーズが僅かに交わし、キャリア1戦の馬が史上初の2歳王者に輝いた。

勝ったリオンディーズは母が日米オークスを制したシーザリオ、兄がジャパンC、菊花賞を制したエピファネイアという超良血馬。新馬戦では道中かかりながらも33.4秒の末脚を披露し、非凡な能力を発揮。今回はその走りが評価され2番人気に推されていた。
また、2005年のオークス1着シーザリオの仔と、2着エアメサイアの仔の対決となったが、見事に母同様にG1を勝ってみせた。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「シェイクスピア『冬物語』に登場する王の名。父名、母名より連想」。

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リオンディーズ
(牡2、栗東・角居厩舎)
父:キングカメハメハ
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク
通算成績:2戦2勝
重賞勝利:
15年朝日杯FS(G1)

リオンディーズ


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