【京成杯】手応え掴んで東上ナムラシングン「あえて強い相手に」

13日、日曜中山11レース・京成杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走、500万下1着のナムラシングン(牡3、栗東・高野厩舎)は、助手が騎乗して坂路で古馬準オープンのクルーガーと一杯に追われる力の入った併せ馬を敢行。2馬身ほど先着を許す形となったが、4F55.0-39.5-25.3-12.2秒というタイム以上にその脚色は力強く、申し分ないデキで初の重賞チャレンジを迎える。

「今週の追い切りもいい動きでしたね。ええ。体調は問題なくきていますよ。前走は課題だったスタートを決めてくれたのが大きな収穫でした。その分、少し力んだところもありましたが、そこも気になるレベルではありません。今度は大丈夫だと思いますよ」と高野友和調教師は攻め馬の様子と前走のレースぶりを振り返る。

デビュー戦では、次走で京都2歳Sを勝つドレッドノータスにクビ差の2着。前走も3着ながら好メンバーが揃った一戦でメドの立つ走りを見せ、今回に格上挑戦にも「状態の良さ、前走内容を踏まえて、あえて強い相手にぶつけてみます。力試しのところもありますが、もちろんどういう走りをしてくれるか楽しみにしています」と気合を漲らせる。ちなみに最終追い切りのパートナーを務めたクルーガーは昨年のこのレースの3着馬。そのリベンジとなるかも見ものだ。