【日経新春杯】汚名返上に燃えるベルーフ「色々なことが確認できた」

14日、日曜京都11レース・日経新春杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、中山金杯を競走除外となったベルーフ(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、短期免許で来日中のD.マクドノー騎手と初コンタクト。古馬500万クィーンチャームの内を0.4秒追走し、スムーズな脚捌きから直線ビッシリ追われると、アッという間にパートナーを捕らえて1.2秒突き放す文句なしのデモンストレーション。タイムは6F85.7-69.6-54.3-39.3-12.8秒を計時した。

昨年、中山金杯から出世街道を驀進したラブリーデイに続けと期待された前走がまさかの放馬、競走除外というアクシデント。幸い、大きなダメージはなく、11日の坂路、そして本日のCWと密度の濃い攻め課程で、追い切りに騎乗したマクドノー騎手は「イメージしていたよりズブいところがあるね。でもフィジカル的にスタミナは十分にありそう。距離はこのぐらいあっていいんじゃないか。きょうの追い切りで色々なことが確認できたよ」と好感触を掴んでいる。素質馬の巻き返しが期待される。


前走、天皇賞(秋)14着のダコール(牡8、栗東・中竹厩舎)は、助手が騎乗して坂路での最終調整。単走でしまい一杯に追われ、4F53.8-38.9-25.6-13.4秒と、やや時計を要しているが、動き自体はリフレッシュ効果がうかがえる軽快なもので、キッチリと仕上がった印象だ。

中竹和也調教師も「動きは良かったんじゃないかな。レース間隔はあいてるけど、 調子はいい時と変わらなくきてますよ。良馬場で走れそうなのはいいし、2400mも問題ないでしょう。前走は不利があって競馬にならなかったし、今度はスムーズに運びたいね」と反撃に期待を寄せる。京都は10戦して3着以内が8回という得意コース。古豪健在を示したい。