ハートレーまさかのブービー9着 手塚師「敗因は正直わからない」

●2月14日(日)1回東京6日目11R 第50回共同通信杯(G3)(芝1800m)

昨年暮れのホープフルSをデビューから2連勝で制し、クラシックの主役候補との呼び声も高かったハートレー(牡3、美浦・手塚厩舎)だが、勝ち馬から1.5秒離されたブービー9着に敗れた。

「正直わからないですね」と管理する手塚貴久調教師も首をかしげる。4コーナーを回ったところでは6番手の外、勝ち馬より少し前に位置していたが、ここまでの2戦で披露してきた末脚はその影を潜めた。

「返し馬の時点で少し気持ちが入っていなかった、と横山典騎手は言っていましたが……。4コーナーでは手応えもなかったようです。強いて言うなら馬場が悪かったということが挙げられますが、今日の時点ではこれという敗因は言い切れません。一つの要因ではないはずですが」と神妙な面持ちで言葉を絞り出した。陣営としても不可解な敗戦そのものだったが、巻き返しが期待される。

(横山典弘騎手のコメント)
「馬の感じは良かったのにね。どうしたのか、ちょっとわからない。ずいぶんのめっていたとはいえ、4コーナーの手前では手応えがなかった。若い馬だから。これからがんばればいい」

共同通信杯