【POG】ダノンバウンドが直線で突き放し2馬身差で勝利…東京新馬

2月20日(土)、1回東京7日目3Rで 3歳新馬(ダ1600m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の2番人気・ダノンバウンド(牡3、美浦・大竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:40.4(良)。

2着には2馬身差で7番人気・シトロプシス(牝3、美浦・畠山吉厩舎)、3着には1馬身1/4差で1番人気・ストレイタス(牡3、栗東・高野厩舎)が続いて入線した。

プラトロッソが好スタートを切るも、ダートコースに入るとサスナーシルニーがハナに立つ。あとを人気のストレイタス、アドマイヤウェーブ、プラトロッソ、2馬身ほど開いてジョニーハンサム、アナトリア、エルコラーノと続く。縦長の展開の中、3、4コーナー中間に差し掛かると中団に控えていたダノンバウンドが良い手応えのまま徐々にポジションを上げ、直線手前では先団に取り付く。
直線に入ると逃げるサスナーシルニーをダノンバウンドとストレイタスが並んだまま交わし叩き合いの展開に。そこから一ムチ叩かれたダノンバウンドがギアを上げ、ストレイタスやシトロプシスの追撃を振りきって勝利した。

勝ったダノンバウンドは母がアルゼンチンの重賞を2勝した馬で、近親にイタリアのG1を制し、1989年のジャパンCにも参戦、その後日本で種牡馬生活を送り、多くの産駒を残したアサティスがいる。そのアサティスの産駒には2000年のフェブラリーSを勝ったウイングアローがいる。
馬主は株式会社ダノックス、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+母名より」。

1着 ダノンバウンド(蛯名騎手)
「思っていたよりゲートを出てくれました。上がりをしっかり使ってくれれば良いと思って、前半は急かさずに運びました。馬群に取りついてからはラクに運べましたし、最後もしっかり脚を使ってくれました」

2着 シトロプシス(勝浦騎手)
「追って味がありますね。初戦としては良い内容だったと思いますし、褒めるところが多いですよ」

3着 ストレイタス(池添騎手)
「スタートを普通に出て先行できましたが、前が結構速いペースで行っていましたからね。そのペースに巻き込まれたので、一旦控えました。その分直線でもよく伸びてくれましたが、勝ち馬に持ったまま来られましたし、交わされてからはキツくなりました。それでもセンスの良さを感じますし、使って次が楽しみです」

4着 コマノグランデ(石橋脩騎手)
「今日は大外枠だったので、あまり出さずにジワッと運びました。レースに行って気持ちが入って良い雰囲気でしたし、道中で大事に乗った分終いもよく頑張ってくれました。稽古でしっかり乗られてきた効果もあったと思いますし、良い内容でした」

5着 プラトロッソ(井上騎手)
「もう少し内の枠だったら普通に逃げられたかと思います。道中は砂をイヤがって追っつける場面もありましたが、初戦としては良い内容だったと思います」

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ダノンバウンド
(牡3、美浦・大竹厩舎)
父:ハービンジャー
母:ハイドバウンド
母父:Grand Slam

ダノンバウンド

ダノンバウンド

ダノンバウンド


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