【弥生賞】折り合い面成長リオンディーズ「リラックスして走れていた」

2日、弥生賞(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

新馬、朝日杯FSを連勝し、昨年の最優秀2歳牡馬に輝いたリオンディーズ(牡3、栗東・角居厩舎)は、CWコースで3歳500万のメイショウメイコウと併せ馬。0.1秒追走し、ゴールでも1馬身近く遅れをとってしまったが、実戦を意識しての調教内容で、手応えには余裕があり、5F68.1-52.7-38.9-12.1秒とラストはきっちりと12秒台前半でまとめてきた。

手綱をとったM.デムーロ騎手も「前回の調教(朝日杯FS)は少し引っ掛かったけど、きょうは馬の後ろで折り合いも大丈夫だった。リラックスして走れていたね」と折り合い面の成長に合格点のジャッジ。3歳初戦に向けて申し分ない状態に仕上がっている。

前走の2ハロン距離短縮から再び2000mへ。一族の特徴でもある気性の強さから、距離不安も囁かれるが、鞍上は「朝日杯は外枠だったし、リズムで走らせたらあの位置へ。最後は予想以上の脚を使ったし、強かった。あそこまでとは思わなかったからね。距離は全然、心配していないよ」とキッパリ。4角最後方から大外を回って差し切り勝ちを演じたパートナーの底力に全幅の信頼を寄せている。

皐月賞本番を前に、朝日杯FSで2着に下したエアスピネル、デビューから2連勝中のディープインパクト産駒・マカヒキとクラシックの主役をかけた直接対決が実現。2歳王者の名にかけても主役の座は譲れないところだ。

リオンディーズ

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