【桜花賞】ソルヴェイグ坂路で余裕たっぷり53秒9「状態は本当に良い」

6日、桜花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。
前走、フィリーズRを勝ったソルヴェイグ(牝3、栗東・鮫島厩舎)は坂路で助手が騎乗し、馬なりで余力を残す調教。タイムは4F53.9-38.9-25.7-12.9秒だった。

ソルヴェイグ

最終追い切り後、鮫島一歩調教師の一問一答は以下の通り。

●ピッタリの条件がハマった前走

-:まずは前走のフィリーズレビューですが、非常に強い勝ち方でした。鮫島調教師はどうご覧になりましたか?

鮫島一歩調教師:結果を見ると強かったと思ったのですが、いろいろな面で恵まれたというか、あの馬にピッタリの条件がハマったレースだったかと思います。

-:どのあたりが一番「ハマったな」というような手応えを感じられましたか?

鮫:いろいろ新聞でも書かれていますが、良馬場ですね。それと内枠。スタートも決まったので、ある程度のポジションを取れた。そして経済コースを通って抜けて来られた。全てがうまくいきました(笑)。

-:お話を聞いていても、500万クラスでは不利というか、条件に合わない面もありましたが、一気の格上挑戦での重賞勝利となりました。

鮫:青写真では500万を勝ってトライアルに行きたいなという気持ちでしたが、なかなか勝てなかったのでね。最後の挑戦ということで抽選もうまく入ってくれました。

-:そんな中、見事に桜花賞の切符を掴んだわけですが、フィリーズRから桜花賞までの中間の調整具合はいかがでしょうか?

鮫:レース後も思ったほどダメージがなくて、1週間はリフレッシュしながら、疲労を取りながら、という感じで、2週目から坂路に入れまして、その週にはそれなりの時計でやれましたし、次の週はジョッキーが乗って。そして今日、ということですね。

-:今日の調教過程をご覧になっていていかがでしたか?

鮫:先週ジョッキーを乗せて、今週は持ち乗りで。牝馬で繊細なところがあるので、慣れた乗り役ということで乗せたのですが、ピッタリという感じで、フラっといい時計で終いも伸びて、いい調整が出来ました。

-:先週は蛯名ジョッキーが初コンタクトをとられたということですが、そのあたりでどんなお話をされたのでしょうか?

鮫:こちらとしては1週前なので、ある程度負荷をかけたかったのですが、思ったほど負荷がかからなかったのです。ジョッキーとしてはある程度「行ったな」というイメージがあったようなので、テンを抑えて終いを伸ばしたと。まぁ、その辺は馬とジョッキーがうまくコンタクトをとれて、ジョッキーがよく分かってくれたのではないかなという調教でしたね。

-:前走と比べて、雰囲気、体の状態等の上積み面はいかがでしょうか?

鮫:使ったあと、筋肉もいわゆるパンプアップした状態で、獣医チェックもマメにやるのですが、1回使って「本当に良くなった」といわれました。

-:そして迎える大一番の桜花賞ですが、意気込みのほどはいかがでしょうか?

鮫:一気に相手が強くなりますのでね。そして、こちらも千六が初めてですから。前回みたいな競馬が出来れば、こなしてくれるだろうとは思っているのですが、自分の競馬をしてどのくらい走れるかな、と。状態は本当にいいので期待しています。

-:この桜花賞、メジャーエンブレムをはじめ、強力馬が揃っていて、ワクワクするのですが、相手関係はいかがでしょう?

鮫:本当に相手が強いのでね。ソルヴェイグもトライアルを勝って臨めると。状態もいい状態で臨めると。あとは馬と蛯名くんに頑張ってもらうだけですね。

-:それでは最後にソルヴェイグを応援するファンの皆様にメッセージをお願いします。

鮫:大一番に出走できるということで非常に嬉しく思っていますので、応援よろしくお願いします。