【桜花賞】打倒2歳女王！シンハライト池添「1番いい結果を」

6日、桜花賞(G1)の最終追い切りが栗東トレセンで行われた。
シンハライト(牝3、栗東・石坂厩舎)に騎乗する池添謙一騎手の一問一答は以下の通り。

●勝負師が感じた確かな手応え

－：前走のチューリップ賞ではジュエラーとともに強い競馬を見せてくれたと思うのですが、池添騎手の手応えはいかがだったでしょうか？

池添謙一騎手：紅梅Sでは、ゲート立ち遅れて後ろからの形になったりと、ゲートについて少し不安が残っていました。前走のチューリップ賞では、練習の成果も出て、ゲートの中でも我慢してくれましたし、スタートも普通に切ってくれたので、トライアルとしては僅差ながらもしっかり勝ち切ってくれました。いい内容だったんじゃないかなと思います。

シンハライト

－：ここ2戦、紅梅Sとチューリップ賞、連続してハナ差での勝利となります。そして、3戦3勝です。

池：紅梅Sはあまり良い状態ではなかったのですが、しっかり勝ち切ってくれて、勝負強いところも見せてくれました。前走のチューリップ賞に関しては、本当に道中もリラックスして、良いリズムで走ってくれましたし、直線も良い脚使って勝ち切ってくれているので、良い感じで来てくれていると思います。

－：池添騎手自身、デビュー前からこの馬のことを高く評価されていたとお聞きしますが、改めてその辺りの印象はいかがでしたか。

池：なかなか無い乗り味と言うか、凄くフットワークが柔らかい馬で、久々にこれだけ乗り味の良い馬に乗ったなという印象を最初に乗った時に思いましたし、新馬戦の時にも良い馬だな、と感じましたね。

－：陣営の方々もG1を取れるくらいの器であるとおっしゃっていますが、数々の名牝と言われる馬に乗ってきた池添騎手からしても、そういった手応えというものは感じられますか？

池：そうですね、今回がG1初挑戦になるので、ここもまた頑張ってほしいとは思います。

－：先週、今週と坂路での追いきりに池添騎手が騎乗されましたが、そのあたりの状態面というのはいかがでしょうか？

池：先週は馬なりでさっと気合を付ける程度だったのですが、今日は誘導する馬についていって、先週よりも負荷をかけて強めにやってほしいと言われたので、そういう感じで乗ってきました。

シンハライト

－：前走と比べての雰囲気、体の状態というのはどう感じられましたか。

池：前走のレースが終わったあとも順調に来てくれていましたし、先週も今日も、動きに関しては本当に良い状態で本番を迎えられると思います。

－：その本番の桜花賞ですが、やはり2歳女王メジャーエンブレムとの初対決にも注目が集まりますが、そのあたりの相手関係というのはいかがでしょうか。

池：2歳女王ですし、前回も強い競馬をしていますが、1対1で戦うわけじゃないので、これから枠順も決まってきますし、それからいろいろと考えたいなと思います。

－：その辺りの作戦も枠順などが決まってからということになりますか？

池：そうですね、G1は独特な雰囲気もありますし、まずはシンハライトがしっかり落ち着いて、ゲートの中でもしっかり我慢してくれるというのも、大きな要素になってきますし、そこはしっかり僕が落ち着かせなくてはならないと思います。

－：池添騎手自身にとっても、初G1を獲ったアローキャリー以来の桜花賞勝利に十分近づけるような馬だとは思うのですが、そのあたりも含めて、本当にワクワクするメジャーエンブレムとの初対決もあります。ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

池：凄く良い状態で来てくれていますし、堂々と向かって行けると思うので、しっかり一番良い結果を残せるように頑張りたいと思います。