上がり馬エイシンスパルタンが正攻法で堂々と3連勝!…春雷S

4月10日(日)、3回中山6日目11Rで春雷S(芝1200m)が行なわれ、藤岡佑介騎手騎乗の1番人気・エイシンスパルタン(牡5、栗東・藤岡健厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.6(良)。

2着には2馬身差で9番人気・ワキノブレイブ(牡6、栗東・清水久厩舎)、3着には半馬身差で8番人気・サドンストーム(牡7、栗東・西浦厩舎)が続いて入線した。

好スタートを切ったのは外のサカジロロイヤル、カハラビスティーだったが、それを制して先手を奪ったのは最内のスカイキューティー。エイシンスパルタンも楽な手応えでスッと2番手に取り付き、好スタートの2頭はその後ろ。ゴールドペガサスまでが先団を形成。少し離れてワキノブレイブ、サドンストームが中団に付け、アースソニックは後方5番手でジックリと脚を溜める。
スカイキューティーが先頭で直線を向くも、エイシンスパルタンが抜群の手応えで並びかけ、アッという間に後続を突き放して先頭。馬群を捌いて2番手に浮上したワキノブレイブを尻目にゆうゆうとトップでゴールした。

勝ったエイシンスパルタンは、昨年5月に準オープンを勝ったあと休養に入って降級。2月の休み明け初戦に再び準オープンを勝利してオープン入りし、今回が初のオープンでの競馬となったが、正攻法の競馬で実績馬を完封。今後は高松宮記念を制した僚馬・ビッグアーサーとともに短距離路線を引っ張る活躍が期待される。
また、鞍上の藤岡佑介騎手はこの勝利でJRA通算600勝を達成した。
馬主は株式会社栄進堂、生産者は米のHill’n’DaleEquineHaldings,Inc.,HeiligbrodtRacingStable,etal。馬名の意味由来は「冠名+質実剛健な気質」。

1着 エイシンスパルタン(藤岡佑騎手)
「スタートが決まりましたし、スムーズな競馬。期待以上のパフォーマンスでした。1200mもいいと見ていたのですが、オープン入りするまで我慢していたんです。昇級に加え、初の条件でも自信はありました。あとはあり余るスピードをどうコントロールするか。もまれたときや、1400mに戻したときに行きたがる不安はあっても、重賞を意識できる器です」」

2着 ワキノブレイブ(柴田善騎手)
「上手な競馬ができた。勝ち馬には離されたけど、よく脚を伸ばしたよ」

3着 サドンストーム(武幸騎手)
「うまくいきました。あれだけ攻めていって、道中は不安もあったのですが、いい脚を使ってくれましたよ」

4着 タガノアザガル(武士沢騎手)
「違ったかたちで結果が出て、収穫がありましたよ。力はありますし、これがきっかけになれば」

5着 ローズミラクル(大野騎手)
「昇級戦でも内容は上々。時計が速いなか、よく伸びています」

7着 ゴールドペガサス(嘉藤騎手)
「リズム良く運べたのに。もっと伸びるイメージでした。ちょっとわかりません」

9着 アースソニック(柴山騎手)
「ゲートでバタバタしてしまって。位置取りを悪くしました。じわっと上がっていけたのですが、最後に甘くなりましたね」

14着 ショウナンアチーヴ(北村宏騎手)
「隣の馬に突っかかり、スムーズさを欠いた。差しに回り、差は詰めているんだけど、持ち味を生かせなかったね」

春雷Sの結果・払戻金はコチラ⇒

エイシンスパルタン
(牡5、栗東・藤岡健厩舎)
父:Zensational
母:Lady Tak
母父:Mutakddim
通算成績:10戦6勝

エイシンスパルタン

エイシンスパルタン

エイシンスパルタン

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