【オークス】馬群を一気に突き抜けたシンハライトが悲願のG1初制覇!

5月22日(日)、2回東京10日目11Rで第77回優駿牝馬(G1)(芝2400m)が行なわれ、池添謙一騎手騎乗の1番人気・シンハライト(牝3、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:25.0(良)。

2着にはクビ差で2番人気・チェッキーノ(牝3、美浦・藤沢和厩舎)、3着には半馬身差で5番人気・ビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)が続いて入線した。

馬場の真ん中からダンツペンダントが飛び出し、エンジェルフェイス、ゲッカコウ、ロッテンマイヤー、フロムマイハートが等間隔で先行集団を形成。中団はひと塊となり、その集団の後方にチェッキーノとシンハライトが並んで追走する。3コーナーより徐々にペースが上がり、ウインファビラス、ビッシュ、ペプチドサプルらがポジションを上げて直線へ。
逃げたダンツペンダントに代わって先頭に立ったのはエンジェルフェイス。しかし、後続も一気に押し寄せ、ラスト200mではビッシュがエンジェルフェイスを交わす。大外からチェッキーノも勢い良く迫り、ビッシュを飲み込もうとしたところ、馬群を割ったシンハライトが瞬く間に突き抜けてゴール。桜花賞2着馬が断然の1番人気に応えて樫の女王に輝いた。

勝ったシンハライトは、きょうだいにリラヴァティ、アダムスピーク、アダムスブリッジといった活躍馬がいる良血馬。桜花賞はハナ差で涙を呑んだが、勝ったジュエラー、1番人気のメジャーエンブレムが不在の中、池添騎手らしい思い切ったコース取りで一気の差し切りを決め、一族悲願のビッグタイトルを獲得した。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「宝石名。輝かしい成績をおさめられるように。母名より連想」。

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シンハライト
(牝3、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:シンハリーズ
母父:Singspiel
通算成績:5戦4勝
重賞勝利:
16年オークス(G1)
16年チューリップ賞(G1)

シンハライト

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