【日本ダービー】前々日1番人気は3.1倍で2歳王者リオンディーズ!

5月29日、2回東京12日目に行われる第83回日本ダービー(G1)(3歳牡牝 国際 指定 定量 芝2400) の金曜最終オッズが発表された。

3.1倍の1番人気に支持されたのは2歳王者リオンディーズ。前走の皐月賞では、序盤から2番手につけたが、道中で掛かってしまい前半5F58.4秒という皐月賞史上2番目に速い時計で4角先頭。さすがに最後は息切れして、外のエアスピネル、サトノダイヤモンドの不利を与えてしまい4位入線も5着。しかし秘めているエンジンは世代No.1なのでは?と思うような走り。折り合いがどうかだが、その身体能力は過去のダービー馬と比肩する。巻き返しにかける。

皐月賞馬のディーマジェスティが3.3倍の2番人気。共同通信杯勝ちがありながら前走は8番人気という低評価だったが、知っての通り3強をまとめて撃破する圧巻のレース内容で一冠目を手中に収めた。鞍上の蛯名騎手は今回で24回目のダービー挑戦。ここ5年で2着は2回と、確実にダービージョッキーの足音は近づいている。このチャンスをものにできるか。

サトノダイヤモンドが4.3倍で3番人気の支持を集めている。皐月賞では1番人気の支持を受け、好位から競馬をしての3着。直線では馬体が接触する不利を受けるシーンもあった。騎乗するルメール騎手が早くから「この馬でダービーに行きたい」と明言するポテンシャルの高さと、どこからでも競馬できる操縦性はメンバー屈指のもの。ダービー馬に輝く資格は十分だ。

皐月賞2着のマカヒキが5.8倍で4番人気。前走の皐月賞では初めて土がついたが、大外を回りながらメンバー最速の上がりをマークしての2着。東京コースは未経験だが、この世代屈指の末脚の持ち主で、長い府中の直線はこの馬の能力を発揮するにふさわしい舞台。皐月賞2着馬は95年タヤスツヨシを最後に勝ち馬は出ていないが、ジンクスを払拭する走りで頂点を目指す。

その後に17.9倍で5番人気の支持を受けているのがスマートオーディン。前走の京都新聞杯を上がり33.8秒の脚でなで切った。毎日杯→京都新聞杯の連勝は13年キズナと同じローテ。変則マツクニ・ローテからの戴冠を狙う。
6番人気が19.9倍でエアスピネル。皐月賞は繰り上がりの4着、弥生賞は上位2頭にやや離されての3着と、今年に入りライバルに水をあけられているが、鞍上はダービー5勝の武豊。ダービーの勝ち方を一番良く知る名手の手綱に導かれ、大舞台での一発があっても。

週末は晴れ予報で、梅雨入り間近ということもあって道悪になることも多いダービーだが、今年は良馬場でやれそうだ。史上稀に見るハイレベル世代の頂点に輝くのはどの馬だ。
発走時刻は15時40分。当日第10レースとして行われる。単勝オッズは以下の通り。

12 リオンディーズ 3.1
1 ディーマジェスティ 3.3
8 サトノダイヤモンド 4.3
3 マカヒキ 5.8
10 スマートオーディン 17.9
5 エアスピネル 19.9
14 ヴァンキッシュラン 23.3
13 レッドエルディスト 68.6
4 レインボーライン 86.4
9 マウントロブソン 88.9

7 ロードクエスト 94.9
18 プロディガルサン 110.6
2 マイネルハニー 143.7
11 アジュールローズ 144.2
15 イモータル 206.1
17 プロフェット 283.0
6 アグネスフォルテ 301.5
16 ブレイブスマッシュ 360.7

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。