【マーメイドS】姉の意地を見せたいリラヴァティ「距離、コースは問わない」

8日、マーメイドS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、パールS1着のリラヴァティ(牝5、栗東・石坂厩舎)は、坂路で助手が跨がって古馬1000万のセンターピースを0.3秒追走。ラストは一杯に追われ、ゴールではわずかに先着を許したものの、脚捌きは力強く、攻め駆けしないタイプとすれば上々の4F53.0-38.9-25.4-12.8秒を計時した。

この動きに「今週は併せ馬でしっかりと攻めておきたかったからね。いい状態でこれていますよ。阪神でも勝っているし、距離、コースは問わない。とにかく自分のペースで走れることが一番大事な馬ですから。重賞でも頑張って欲しい」と石坂正調教師も上々の手応えを口にした。

重賞は昨年のエリザベス女王杯以来の挑戦で、着順こそ9着だったが、積極的なレース運びで勝ったマリアライトから0.4秒差。最低人気に反発する見せ場十分の走りを見せた。妹のシンハライトはこの春、桜花賞で2着に入り、オークスで一族悲願のG1制覇を成し遂げた。ここは姉の意地を見せてほしいところだ。