【POG】中間猛時計のアズールムーン斎藤誠師「芝でも十分走れると思います」

8日、東京6R・2歳新馬(芝1600m)でデビューするアズールムーン(牝2、美浦・斎藤誠、父Marlibu Moon、母Tasha's Star)は、ウッドコースを古馬500万のワンダースパイアと併せ馬。0.4秒追走する形から馬なりで0.8秒先着し、5F71.0-56.0-41.6-13.6秒で最終追い切りを終えた。

中間、好時計を出しており、早期デビュー組としてトレセンの中でも注目を集める1頭。4月30日に入厩してから、本数こそ多くはないものの翌月25日には、ウッドコースで4F52.6-37.9-12.6秒をマーク。3歳の格上馬を上回る動きを見せていた。

最終追い切りを確認した斎藤誠調教師は「ゆったりと走らせて今週に備えられるので良いと思います。姉がエスメラルディーナですが、ダートというよりはトビも大きく軽いので、芝もこなせると思います。それに適性が出てくるのは先なので、この時期はどちらも走れると思います」と重賞ウイナーである姉を引き合いに出して、適性幅の広さをアピール。

すでに若駒らしからぬ動きを見せており、師のコメントに力が入るのも無理はない。半姉のエスメラルディーナは、日本馬として初めて韓国重賞を制しており、橋渡し役として大きな一歩に貢献した。 父Malibu Moonは現役時代、2戦1勝という戦歴に終わったが、全日本2歳優駿を制したオーブルチェフを始め、アメリカを中心にG1馬を輩出している名種牡馬。完成度の早さを武器に、まず1勝となるか注目だ。

アズールムーン
牝、美浦・斎藤誠、Malibu Moon×ターシャズスター
POGシメイ