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【宝塚記念】牝馬マリアライトが牡馬一蹴でG1・2勝目!ドゥラメンテ2着で故障発生か
2016/6/26(日)
6月26日(日)、3回阪神8日目11Rで第57回宝塚記念(G1)(芝2200m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の8番人気・マリアライト(牝5、美浦・久保田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:12.8(稍重)。2着にはクビ差で1番人気・ドゥラメンテ(牡4、美浦・堀厩舎)、3着にはハナ差で2番人気・キタサンブラック(牡4、栗東・清水久厩舎)が続いて入線。なお、ドゥラメンテはゴール入線後、ジョッキーが下馬。馬運車に乗せられたとのこと。
揃ったスタートからキタサンブラックがハナへ。続いてワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、アンビシャスらも好位をキープする。中団外目にマリアライト、後方4~5頭目にドゥラメンテで、1000m通過は59秒1と稍重としては速いペースに。
3コーナーに差し掛かると、ラブリーデイ、マリアライトらも徐々に外からポジションを押し上げる。直線を向くと、先行勢が脱落する中、キタサンブラックが抜け出す。外からラブリーデイ、マリアライト、ステファノスも脚を伸ばし、やや遅れてドゥラメンテも追撃。ゴール前まで勝負の行方はもつれたが、最後はマリアライトがキタサンブラックをとらえ、ドゥラメンテの追撃も凌いだ。
勝ったマリアライトは昨年のエリザベス女王杯に続き、これでG1は2勝目。デビュー当初から中距離を中心に使われると、昨夏のマーメイドSで重賞初挑戦し2着。秋はエリザベス女王杯に挑み、3着までタイム差なしの激戦を制し、G1初制覇。続く有馬記念でも4着に健闘していた。 今年は日経賞で3着、目黒記念で2着と惜敗が続いていたが、大目標としていたこの宝塚記念で見事にV。438キロの小柄な馬体ながらも、牡馬顔負けの走りを披露した。
同馬の一族は活躍馬が多いことでも知られ、兄のクリソライトは3日後に迫ったダート頂上決戦・帝王賞(Jpn1)に出走予定。馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「成功の石と呼ばれるパワーストーン名。母名より連想」。
なお、ゴール入線後、ジョッキーが下馬したドゥラメンテは、レース後の検査で左脚を痛めたことが判明。競馬場の診療所でのX線検査では骨に異状は見られなかったようだが、今後は数日、阪神競馬場に滞在し、状況が注視される模様。
宝塚記念の結果・払戻金はコチラ⇒
マリアライト
(牝5、美浦・久保田厩舎)
父:ディープインパクト
母:クリソプレーズ
母父:エルコンドルパサー
通算成績:17戦6勝
重賞勝利:
16年宝塚記念(G1)
15年エリザベス杯(G1)
久保田貴士調教師、蛯名正義騎手、キャロットファームの高橋二次矢(ふじや)代表
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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