【POG】ライズイーグルら土曜中京5Rトレセン直送トーク

●7月2日(土) 3回中京1日目5R 2歳新馬(芝1400m)

日本でのフランケル産駒初陣となるライズイーグル(牡2、栗東・森厩舎)は、注目される父だけではなく、姉2頭がアメリカの重賞ウイナーという筋金入りの良血。攻め馬でもバネのあるフットワークで、先週は福永祐一騎手を背に坂路で51.0秒を叩き出した。

清永調教助手も「福永騎手が乗った1週前の坂路で51秒0と動いたし、『いい動き。走るよ』と言ってくれてました。いい仕上がりで臨めます」とニッコリ。大外8枠16番からどんな作戦を取るかにも注目だ。


ライズイーグルには及ばないが、26日の坂路で51.5秒をマークした7枠13番スピリットオブラヴ(牡2、栗東・浅見厩舎)のスピードも見逃せない。

「がっちりした体型で短距離が合いそうなタイプですよ。調教でも水準の動きをしています」と浅見調教助手も手応えありの表情。鮫島克駿騎手が手綱をとるメンバー唯一の減量起用で、近親にはヤマニンパラダイス、アルビアーノといった活躍馬もいる。


M.デムーロ騎手が騎乗する7枠14番ディアドラ(牝2、栗東・橋田厩舎)は、ひと追い毎に攻め動きに素軽さが増し、今週はラスト1Fを12.3秒でまとめ、シッカリと先着を果たした。

竹之下調教助手は「今週の坂路追いは余力を残しで12秒3で動きました。行きっぷりがいいし、パワーもあるタイプ。いいとこがありそうですよ」と色気を見せる。1つ上の兄にオープン特別2勝のオデュッセウス、近親にはロジユニヴァース、ノーザンリバー、ランフォルセらがいる活力ある母系だ。


4枠8番ダイナミックバトル(牡2、栗東・目野厩舎)は、やや動きは地味だが、攻め量豊富で仕上がりは上々。15日のCWでは6F81.5秒、ラスト1F12.0秒とマズマズのタイムは出している。

管理する目野哲也調教師は「跳びが大きくてチップは動かないだけ。芝の実戦に行っていいタイプじゃないかな。気性も前向きだよ」と本番での変わり身に期待を寄せる。


先週、早くも産駒が勝ち上がった新種牡馬リーチザクラウンの仔・キョウヘイ(牡2、栗東・宮本厩舎)は、小柄でシャープな馬体。今週はCWコースで長めをビッシリと追われて体勢を整えてきた。

「ゲート練習ではいいスピードがあったし、1頭になっても物見もしない。走ることに真面目で実戦でいいタイプだと思うよ」と宮本博調教師。3枠6番から新馬勝ちを狙う。