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伏兵ウインインスパイアがロスなく回った鞍上の好騎乗で快勝!…阿武隈S
2016/7/9(土)

7月9日(土)、2回福島3日目11Rで阿武隈S(芝1800m)が行なわれ、柴田大知騎手騎乗の6番人気・ウインインスパイア(牡5、美浦・高橋祥厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:48.1(稍重)。
2着には1馬身差で8番人気・シャドウパーティー(セ7、美浦・堀厩舎)、3着には1馬身半差で7番人気・クラウンレガーロ(牡6、美浦・天間厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたフェルメッツァ(牡5、栗東・松永幹厩舎)は8着に敗れた。
好スタートからハナを切って行ったのはクラウンレガーロ。人気のフェルメッツァ、サクラアンプルールらも先行集団。ウインインスパイアは中団のインを進む。400mを切ったところで外からゴットフリートがマクリ気味に進出して直線へ。
クラウンレガーロを交わしてシャドウパーティーが先頭に立つ。人気上位勢は早めに押し上げた影響か、直線で思ったほど伸びない。シャドウパーティーが押し切り態勢かと思われたが、内から脚を伸ばして来たのがウインインスパイア。ゴール前でキッチリととらえて1着でゴールを駆け抜けた。
勝ったウインインスパイアは前走の緑風Sでは9着、昨年末のグレイトフルSでは8着と準オープンの壁に阻まれていたが、今回は内枠を活かした鞍上の好騎乗もあり3戦目で準オープンを卒業。昨年夏から一貫して2400m以上の長丁場を使われていたが、この距離で結果を出したことで今後の選択肢が広がった印象だ。
馬主は株式会社ウイン、生産者は新ひだか町の本桐牧場。馬名の意味由来は「冠名+感応、鼓舞、激励する。母名より連想」
1着 ウインインスパイア(柴田大騎手)
「上手に競馬が出来ました。内でロスなく運べましたし、前の馬がスムーズに動いてくれて、それについていけました。このクラスではあまり時計が速くなると厳しいかと思っていましたし、緩い馬場も良かったと思います。スッと前を交わせましたし、馬が力を付けていると思います。1800でこういう競馬が出来たことは収穫ですね」
2着 シャドウパーティー(石橋脩騎手)
「内枠を引いたらこういう競馬をしよう、と先生と相談していました。イメージ通りの位置でスムーズな競馬が出来ましたが、欲を言えば後ろに勝ち馬がいたので進路をあけなければ良かったです。それでもよく頑張っていますよ」
3着 クラウンレガーロ(江田照騎手)
「本来はこういう緩い馬場は合いませんし、今日は休み明けだったことを考えればよく頑張っていると思います」
4着 タブレットピーシー(田中勝騎手)
「最後はきていますけど、もう少しスムーズな競馬をさせてあげたかったですね」
5着 ゴットフリート(田辺騎手)
「最後はなだれ込むような感じになってしまいましたね。もうワンパンチほしいですね」
8着 フェルメッツァ(蛯名騎手)
「ゲートでも元気が良過ぎる感じがありましたし、レースでも少しかかってしまいました。あまり行ってしまうより、溜めれば良い脚を使えると思います」
阿武隈ステークスの結果・払戻金はコチラ⇒
ウインインスパイア
(牡5、美浦・高橋祥厩舎)
父:タニノギムレット
母:ハギノオマージュ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:28戦4勝


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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