オウノミチが狭い馬群を突き抜けてV!…バーデンバーデンC

オウノミチ


7月17日(日)、2回福島6日目11RでバーデンバーデンC(芝1200m)が行なわれ、柴田善臣騎手騎乗の4番人気・オウノミチ(牡5、栗東・佐々晶厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.3(良)。

2着には3/4馬身差で2番人気・ジャストドゥイング(牡4、栗東・中竹厩舎)、3着にはクビ差で7番人気・バクシンテイオー(牡7、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアットウィル(牡6、栗東・高橋忠厩舎)は4着に敗れた。

レースは揃ったスタート。大方の予想通りルチャドルアソールがハナを切ると、人気のジャストドゥイング、アットウィルらが続き先行勢を形成。後続も切れ間なく続き、隊列はややまとまった形でレースは進んだ。コーナーワークではルチャドルアソール、ジャストドゥイング、アットウィル、スカイキューティーら4頭がひとまとまりとなって直線へ。
ルチャドルアスールが先頭争いから早々に脱落すると、ジャストドゥイングが逃げ切りを図る。しかし、オウノミチが馬群の狭いところをうまく捌き、そのまま突き抜けてゴール。同じく後方から良い脚を使ったバクシンテイオーが2着のジャストドゥイングにクビ差迫る3着と健闘した。

勝ったオウノミチは若駒時に勝ち切れない時期が続き、3歳時から4歳時まで笠松競馬に転厩。再び中央競馬に転厩し戻ってくると、4戦挟んでから500万下、1000万下と連勝。今回は格上挑戦となったが、持ち味の先行力で快勝。両親ともに同じ勝負服で走り、父オレハマッテルゼは柴田善臣騎手でGl制覇と、オーナーゆかりの血統。同馬にも父のような活躍に期待がかかる。
馬主は小田切有一氏、生産者は新冠町の中地康弘氏。馬名の意味由来は「王の道」。

1着 オウノミチ(柴田善騎手)
「道中は少し力みがありましたが、ムリせずに良い位置を取れました。最後はハンデの分もあったかと思いますが、しっかり脚を使って抜け出してくれました。こういう距離が良さそうな馬ですね」

2着 ジャストドゥイング(田辺騎手)
「自分の形に持ち込めましたが、4コーナー辺りで手応えがシブくなった隙を勝ち馬に突かれた感じになりました。前半はゆっくり運べましたし、上手くいったんですけどね」

3着 バクシンテイオー(石橋脩騎手)
「1回使われて落ち着きがあったことが何よりです。本当に良くなってくれば、突き抜けるくらいの脚を使えますよ。今日もひと叩きの効果がありましたし、よく頑張ってくれたと思います」

4着 アットウィル(蛯名騎手)
「外枠だったので、前を見ながら流れが速ければ内に行こうと思っていましたが、速くなかったのでそのまま運びました。手応えも悪くなかったですし、絶好の形かと思いましたが、最後は久々の分もあったかもしれませんね。堅実な割りには勝つまで手間取っていたようですし、極端な競馬をさせても良いかもしれません」

5着 コスモドーム(柴田大騎手)
「ゲートの中で脚を上げたときにあいてしまったことが痛かったですね。それでも以前に比べれば、ゲートの中で大人しくなっています。オープンでもこれだけやれましたし、能力はありますね。小回りの1200、1400くらいが合っていると思います」

バーデンバーデンCの結果・払戻金はコチラ⇒

オウノミチ
(牡5、栗東・佐々晶厩舎)
父:オレハマッテルゼ
母:ナゾ
母父:スターマン
通算成績:14戦3勝

オウノミチ


オウノミチ



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