【アイビスSD】プリンセスムーン 重賞初挑戦初Vへ万全の態勢

27日、アイビスSD(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、韋駄天S1着のプリンセスムーン(牝6、栗東・安田隆厩舎)は、北村友一騎手を背に坂路へ。終い軽く仕掛ける余裕残しの調整ながら、4F51.4-37.2-24.3-12.1秒をマーク。申し分ないデキで初めての重賞に挑む。

安田隆行調教師も「あまりコーナリングが上手じゃない馬なんで、直線競馬というのがあっているんでしょうね。それに年齢を重ねて落ち着きが出てきたのもいいんでしょう。先週もいい動きをしてくれましたが、けさも余裕を残して好時計で動いてくれました。ええ、キッチリと調整ができました。6歳になりましたが、今までで一番いいプリンセスムーンを見られるのではないでしょうか」で仕上がりの良さに胸を張る。

新潟の直線は5戦3勝、2着2回のパーフェクト連対。今のデキと得意の舞台なら大仕事をやってのける可能性も十分ありそうだ。


前走、函館スプリントS9着のアースソニック(牡7、栗東・中竹厩舎)は、助手が騎乗して坂路で終い一杯に追われ、4F52.9-37.9-24.7-12.5秒を計時。キビキビとしたフットワークで登坂した。

この動きには中竹和也調教師も「1週前に強めにやって、今週は予定どおりにいっぱいに追い切りました。この馬らしいパワフルな動きを見せてくれたし、7歳になったけど、まだ馬は若々しいね」とご満悦の表情。

「最近はレースに行って流れに乗るのが上手くなってきている。今までと違う競馬もできるかな。ここ2年より一歩前へ進みたいね」と秘かに一発をうかがっている。