【新潟2歳S】直線一気の末脚でヴゼットジョリーが重賞初制覇!

ヴゼットジョリー

8月28日(日)、2回新潟10日目11Rで第36回新潟2歳S(G3)(芝1600m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の3番人気・ヴゼットジョリー(牝2、栗東・中内田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.3(良)。

2着には1馬身1/4差で6番人気・オーバースペック(牡2、美浦・南田厩舎)、3着にはクビ差で2番人気・イブキ(牡2、美浦・奥村武厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたモーヴサファイア(牝2、栗東・池添学厩舎)は8着に敗れた。

マイネルバールマン、イブキが好スタート。ハナを切っていったのはアピールバイオ。イブキ、サンライズソア、マイネルバールマンが好位を形成。ヴゼットジョリーはやや行きたがるところを見せる。モーヴサファイアは後方の内目を追走、オーバースペックは更に後ろで運ぶ形。ややスローペースでレースは直線へ。

逃げるアピールバイオのリードがなくなり、替わってサンライズソアが内目を抜け出しにかかる。更にその内からイブキが上がってきて、一気に先頭に立つ勢い。押し切り態勢に見えたが、外から一気に伸びてきたのがヴゼットジョリー。イブキを捕えて先頭に立ち、ゴール前で手綱を抑える余裕のゴールインで1着。2着には大外からオーバースペックが鬼脚で追いこんだ。

勝ったヴゼットジョリーは半姉に短距離で活躍しているベルルミエールがいる血統。父ローエングリンは2年目の産駒からロゴタイプを輩出、13年には種付け料が50万円とリーズナブルなことも相まって種付け頭数が176頭に増え、一躍人気種牡馬に。前述のロゴタイプは今年の安田記念で復活の勝利を挙げており、父の名声を更に高めた。年末の阪神JF、来年の牝馬クラシックへ大きく前進する勝利となった。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「あなたは美しいですね(仏)」。

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  • ヴゼットジョリー
  • (牝2、栗東・中内田厩舎)
  • 父:ローエングリン
  • 母:フレンチビキニ
  • 母父:サンデーサイレンス
  • 通算成績:2戦2勝
  • 重賞勝ち鞍:16年新潟2歳S(G3)
ヴゼットジョリー
ヴゼットジョリー

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