今年のマーメイドSを制したリラヴァティが現役引退

今年のマーメイドSを制したリラヴァティ(牝5、栗東・石坂厩舎)が現役引退することが14日、わかった。

同馬は13年6月に中京でデビュー。4戦目で勝ち上がると、フェアリーSで3着。続くチューリップ賞も3着とし、桜花賞への優先出走権を獲得し、本番へ駒を進めた(9着)。
秋にはローズSで3着に入り、秋華賞では8着。翌年3月の四国新聞杯で勝利すると、福島牝馬Sに格上挑戦し2着と好走してオープン入り。夏を迎えて降級した秋、エリザベス女王杯に格上挑戦するも9着に敗れる。

久しぶりの勝利となったのは今年5月のパールS。2番手から抜け出す正攻法の競馬で再びオープンに復帰すると、続くマーメイドSでは雨で走りづらいコンディションながらも内から差し返す強い競馬で初重賞制覇を飾る。前走のクイーンS9着後、右前脚に違和感があり、ノーザンファーム空港に放牧に出ていたが、5歳という年齢、脚元の状態などを考慮して引退する運びとなった。
馬主はキャロットファーム、生産者はノーザンファーム。馬名の意味由来は「スリランカの女王名。母名より連想」。

リラヴァティ