2番人気エイシンヒカリ12着大敗 首かしげる武豊「難しさが出てしまった」

エイシンヒカリ

●10月30日(日) 4回東京9日目11R 第154回 天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)

年内をもって引退を表明しているエイシンヒカリ(牡5、栗東・坂口則厩舎)。国内ラストランは12着に敗れた。

絶好枠の1枠1番からスンナリとハナへ。他馬のマークは受けたが、前半5Fを60秒8のスローで通過。直線を向いて、あとはスパートをかけるだけだったが、そこからが誤算。為す術もなくズルズルと後退してしまった。

「返し馬や馬場入りのときはいつも通りでしたが、レースに行って折り合いがつき過ぎていましたね。それが良いのか悪いのかは何とも言えませんが、今日は優等生すぎました。この馬の難しさが出てしまいました」と武豊騎手

通算14戦中10勝と輝かしい実績を残しているが、敗退時はいずれも掲示板を外しているように、モロさが同居しているタイプ。「次、頑張ります」とジョッキーは仕切り直しを誓ったが、連覇の懸かる香港カップ(G1)で真価が問われる。

エイシンヒカリ

デビュー以来初となるフタ桁着順に沈んだエイシンヒカリ