【AR共和国杯】クリールカイザー復調の兆し「もうひとつ重賞を勝たせてあげたい」

クリールカイザー

2日、アルゼンチン共和国杯(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、オールカマー4着のクリールカイザー(牡7、美浦・相沢厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F53.0-37.9-24.3-12.0秒をマークした。

【田辺裕信騎手のコメント】
「レースを使うごとに動けるようになってきていますし、前走も復調の兆しを感じられて悲観する内容ではありませんでした。いつもと変わらず元気一杯でヤンチャなところはありますけど、良い頃の雰囲気に戻ってきたのではないかと思います。競馬では逃げたり逃げなかったりが多いですし、最近は以前より積極的に乗るようにはなっていますが、本来はいろんな形に対応できるタイプだと思っています。東京2500は何回も走っているので心配はしていません。直線が長いので、馬場状態とペース次第でしょう。他の馬よりハンデが重いのは不利ですが、この馬自身57キロは慣れているので大丈夫だと思います。何とかもうひとつ重賞を勝たせてあげたいですね」

前走、丹頂S4着のプレストウィック(牡5、美浦・武藤厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.0-53.7-40.5-13.5秒をマークした。

【武藤善則調教師のコメント】
「500万を勝ってからは、昇級初戦ですぐに勝ったりメドの立つ内容の競馬をしています。500万で走っていた頃は、早めに抜け出してソラを使ってしまったりしてなかなか勝ち切れませんでしたが、クラスが上がると最後まで目標になる馬がいますし、かえって競馬がしやすかったのかもしれません。折り合いもつくようになってきていますし、5歳になって目を見張る成長を見せてくれています。今日の追い切りも柔らか味のある動きで、リラックスして良い雰囲気です。ずっと掲示板を外していませんし、コースを問わずに走れます。今回は相手が強いですけど、ハンデ差もありますし末脚は堅実なのでどこまでやれるか楽しみにしています」

プレストウィック