【みやこS】アスカノロマン和田竜「以前よりスゴい馬になっている」

2日、みやこS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、南部杯4着のアスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)は、CWコースを単走で追われて6F84.4-66.5-51.9-38.4-12.5秒を計時。力強いフットワークで好調をキープしている。

今回は14年2月以来の騎乗となる和田竜二騎手は「きのうまでの普通の調教では抑えるのに苦労するぐらい。気合のりが満点だったけど、けさは全然違った。もっと動くかと思ったけど、そうでもなかった。馬も年齢を重ねて追い切りとそうでない時と切り替えているのかも。でも、以前に乗っていた時よりスゴい馬になっていますよ」とG1でも好勝負が出来るようになったパートナーの成長に目を細める。京都は全7勝のうち5勝を挙げている得意コース。ここで弾みを付けて暮れの大一番に挑みたいところだ。

2年前の勝ち馬で、前走、東海S11着のインカンテーション(牡6、栗東・羽月厩舎)は、CWコースで2歳新馬のガーネットホープを0.6秒追走。楽な手応えのまま直線半ばでパートナーを捕らえると、あとは突き放す一方で1秒先着。6F83.9-68.5-53.4-39.3-12.7秒でゴールを駆け抜けた。

騎乗した藤岡康太騎手は「反応を確かめる程度でやりました。久々かなって感じるところはありましたが、動き自体は良かったですよ。もともとそんなに目立つ馬でもないですしね。陣営からも調教はかなり積んでいると聞いています。実績だけでいえば、このメンバーでもトップレベル。その力を引き出せれば」と実力馬の復活に期待を寄せる。ゲンのいいレースでキッカケを掴みたい。