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【兵庫ジュニアGP】道営のローズジュレップが2番手から抜け出して大金星!
2016/11/23(水)
11月23日(祝・水)、園田競馬場で行われた交流重賞・第18回兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)(2歳 混合 定量 1着賞金2200万円 ダート1400m)は川原正一騎手騎乗の6番人気・ローズジュレップ(牡2、北海道・田中淳厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:29:1(良)。
2着に2馬身差で4番人気・ハングリーベン(牡2、美浦・武井厩舎)、3着にはハナ差で7番人気・バリスコア(牡2、北海道・田中淳厩舎)が入った。 1番人気のアズールムーン(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)は5着に敗れた。
ゲキリンがやや立ち遅れ、後方からのレースに。外からネコワールドが果敢にハナへ。2番手にローズジュレップが続き、内からアズールムーン、外ハングリーベンと人気上位馬が先行集団を形成。その後ろからゲキリンも外を通って追い上げる。3~4コーナー中間でアズールムーンの手応えが悪くなり後退していく。
直線に向いて、逃げるネコワールドに並びかけるローズジュレップ。残り200mで敢然と先頭に立つと、間から差を詰めるハングリーベン、大外から追い込んできたバリスコアを最後まで寄せ付けず、14年ジャジャウマナラシ以来史上4頭目の地方馬による兵庫ジュニアグランプリ制覇を飾った。
勝ったローズジュレップは北海道競馬・門別競馬場でデビュー、3戦2勝の成績を挙げ、4戦目のすずらん賞で中央初挑戦。3番人気と上位に推されるが、9着に敗れる。その後、北海道に戻り、1勝2着1回の戦績を残す。今回は初の交流重賞であったが、並み居る中央馬を相手に堂々とした走りで重賞初制覇を飾った。また、3着にも同じく田中淳司調教師が管理するバリスコアが入り、道営馬のレベルの高さを見せつけた。近親には02年日本ダービー馬タニノギムレットがいる。
馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング、生産者は新ひだか町の岡田スタッド。馬名の意味由来は「父名+母名の一部」。
「速い馬が何頭かいたので、スンナリ先頭には行けませんでしたが、先生のほうから積極的な競馬をして欲しいと言われていたので、上手く外に出して2番手につけることができました。終始良い手応えで、いくらか流れも速いと思っていましたが、このペースならしょうがない、という気持ちで乗りました。
4コーナーで『これは勝てるかも』と思ったので、一生懸命追いました。ゴールが遠かったですね(笑)。道営の馬は強いと思っていたので、レース前からどのくらい通用するか楽しみでしたが、収穫のあるレースになって良かったです。全日本2歳優駿も自分が乗るので、頑張ります」
- ローズジュレップ
- (牡2、北海道・田中淳厩舎)
- 父:ロージズインメイ
- 母:タニノジュレップ
- 母父:コロナドズクエスト
- 通算成績:7戦4勝
- 重賞勝利:
- 16年兵庫JG(Jpn2)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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