14年マイルCSを制したダノンシャークが現役引退、種牡馬入りへ

ダノンシャーク

14年マイルCSでは直線最内に潜り込んで優勝!

2014年のマイルCSを制したダノンシャーク(牡8、栗東・大久龍厩舎)が24日付けで競走馬登録を抹消された。

デビューから勝ち上がりに4戦を要するが、使われつつ力を付けて3歳暮れにオープン入り。5歳時の京都金杯で重賞初制覇を挙げると、マイラーズC3着を経て迎えた安田記念で0秒1差3着に健闘。秋には富士Sで2つ目のタイトルを手に入れ、続くマイルCSでは堂々1番人気に推されるものの、トーセンラーの末脚に屈して3着に惜敗。

翌年もマイル路線を進み、秋にはマイルCSへ3年連続の参戦。この年は幾度も重賞で1番人気に推されながら未勝利だったこともあり、8番人気の低評価。しかし、レースではメンバー最速の上がり34秒1の末脚で最内から差し切り、G1初制覇。低評価を覆す力走と鞍上の好騎乗が光った。

このG1制覇が最後の勝利となったが、8歳春のマイラーズCで2着に入っているように、故障もなく常に一線級で戦い続けた。マイルCSには4歳から8歳まで5年連続での出走となり、改めて長きに渡って活躍していることを証明した。今後は北海道沙流郡日高町の下河辺牧場で種牡馬となる予定。

馬主は(株)ダノックス、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「冠名+鮫のような速い動きを期待して」。

  • ダノンシャーク
  • (牡8、栗東・大久龍厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:カーラパワー
  • 母父:Caerleon
  • 通算成績:39戦7勝
  • 重賞勝利:
  • 14年マイルCS(G1)
  • 13年富士S(G3)
  • 13年京都金杯(G3)

ダノンシャーク

引退レースとなった今年のマイルCSでも4着に入った